【更新】ヤンマーから家庭のコンセントで充電可能な、菜園用耕うん機「QT10e」登場
2009/08/06 07:40




バッテリミニ耕うん機本体と利用風景
本機は食物の安全志向の高まりや、団塊世代を中心に広まりを見せている「娯楽としての家庭菜園」用に提供することを目的とした、バッテリ式農業機械のシリーズ商品。都市近郊や住宅地の近くでも気兼ねなく利用できるよう、バッテリとモーターにより稼働方式が採用されているため、二酸化炭素の排出が無く、燃料の廃棄物も発生せず、騒音レベルも低く抑えられている(本機では62db)。
電力源に使われているのはニッケル水素式バッテリ。燃料やオイル交換、給油、潤滑油補充の必要もない。電気コードも無く、機械の取り扱いも便利。家庭用の交流電源100ボルトコンセントの充電で、最長30分ほどの作業が可能。重量は約15.5キロ。サイズは880×425×1040ミリ。耕幅は300ミリ、爪本数は12本。
同社ではすでに小型の家庭菜園用耕うん機としてQT15、QT30などを発売しているが、今回発表されたQT10eはそれよりもさらに小型・安価で、動力にガソリンエンジンを使わず充電式のバッテリを使い、購入しやすさ・使いやすさを優先しているのが最大のポイント。家庭菜園用の小型耕運機のニーズについてはすでに【農機械のクボタ、家庭菜園用の小型耕うん機2種を発売】や【ガスコンロのボンベを燃料に! 家庭菜園向け耕うん機「ピアンタFV200」発売】など大手数社が乗り出し、好調な売れ行きを見せるなど、ちょっとしたブームを見せている。QT10eは価格もさることながら、家庭用電源で充電できるバッテリーで動くなど、まるで掃除機や洗濯機のような「身近な家電」の立ち位置を目指した設計思考がポイントとなる。
リリースによれば今後ヤンマーでは、バッテリ式農業機械の商品ラインアップを拡充するとのこと。今回のQT10e以外にどのような商品が登場するのか、気になる人も多いことだろう。

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