【更新】金・銀・白金・パラジウム・まとめて合わせたバスケット・全部で5つの貴金属ETF登場

2009/08/12 07:38

金・銀イメージ東京証券取引所と[etfセキュリティーズ]は2009年8月11日、同年8月24日に東証へ、貴金属の上場投資信託(ETF)5銘柄を上場すると発表した。具体的にはETFS金上場投信(1672)、ETFS銀上場投信(1673)、ETFS白金上場投信(1674)、ETFSパラジウム上場投信(1675)、ETFS貴金属バスケット上場投信(1676)の5銘柄。これらのETFはすべて現物貴金属で担保されており、ロンドン証券取引所との重複上場となる。金のETFは【東証が金ETFを6月30日に上場・証券コードは1326】などでも触れているように現在【SPDRゴールド・シェア(1326)】(東証)と【金連動ETF(金価格連動型上場投資信託)(1328)】(大証)で上場済みだが、それ以外の貴金属ETFの日本国内市場での上場は初めて([発表リリース]、[ETFセキュリティー側リリース])。

ETFセキュリティーズ・グループ自身は2003年に世界で初となる金ETF「ゴールド・ブリオン・セキュリティーズ」を2003年に設定・上場。現在はロンドン・フランクフルト・ユーロネクスト・イタリア・ニューヨークの各証券取引所に、150本以上のETFを上場している。

ETFセキュリティーズのリリースによると、貴金属ETF市場はこの4年間に72億ドルに拡大し、世界的に需要が拡大している。今回の上場はこの動きに合わせ、日本国内でも貴金属に対する投資手段の選択肢を広げるためのものだという。

主な特徴は次の通り。

・多彩な貴金属への間接投資が可能
 銀、白金、パラジウムのETFは国内初
・透明性
 貴金属現物市場価格に追随
・流動性
 欧州市場の複数のマーケット・メイカーが流動性を供給。
・安全性
 100%現物の地金で担保(※地金への交換は不可)
・円建て取引
 取引は円建てで行われる。
・売買単価は安め
 金ETFの場合、1口あたり0.1ファイン・トロイ・オンスの金の価格(記事執筆時点で約9080円)の取引単位となる。
・分配金、利子の支払いは無し

他のETFとの税制上の違い
最大の注目点は、今回上場される貴金属ETFがこれまでの金ETFなどと違い、投資信託法第220条の「外国投資法人の発効する投資法人債権に類する証券」に該当すること。つまり、株式投資信託等と課税上の取扱が異なるため、「特定口座の対象外」となる。色々な理由で特定口座を利用している人は注意が必要。

また、個人が取引する場合、期中の債券売却益は非課税のため、これらのETFの譲渡益には課税されない(債券利子には20%の源泉分離課税が発生するが、これらETFには利子支払いがないため、関係は無い)。法人取引の場合は、他の法人所得と合算して課税される。

【原油価格連動型ETF「WTI原油ETF(1671)」が8月3日に上場】でも触れたが、今回の貴金属ETF上場で、主要貴金属・原油を商品先物としてではなくETFで取り扱うことが可能となる。あとは穀物系(コーン、大豆、小麦など)や、資源系金属(鉄、銅、アルミニウム)などのETFが登場すれば、管理報酬やレバレッジなどの問題もあるが、株式のポートフォリオ上で各種商品も運用することが可能になる。

東証では2010年度までに100銘柄のETFを上場することを目標としている。今後さらに商品系のETFが上場を果たすことも容易に想定できよう。

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