【更新】インフルエンザ、正式に「流行入り」・大部分は新型

2009/08/22 09:34

インフルエンザイメージ国立感染研究所感染症情報センターは2009年8月21日、インフルエンザ流行マップのデータを同年8月19日現在のものに更新、定点医療機関からの報告数を元にした推定患者数が同年8月10日から16日までの第33週1週間で約11万人となったことを発表した。流行指数は1.69に達し、全国的な流行指標 1.00を上回っており、ここに正式な「流行入り」が宣言された。また、報告事例のうちウイルスの形式では「ほとんど」という表現で新型に該当していることが示されており、改めて新型インフルエンザ(インフルエンザA(H1N1))に対する注意喚起が行われている([発表ページ])。なおデータを見た限り、今世紀に入ってから夏季にインフルエンザが流行した前例はない。

2009年8月10日から16日までの第33週における報告状況
2009年8月10日から16日までの第33週における報告状況

【WHO、新型インフルエンザを「インフルエンザA(H1N1)(influenza A(H1N1))」と呼称】【新型インフルエンザ(インフルエンザA(H1N1))の感染者数推移をアニメGIF化してみる】にもあるように、WHOでは昨今の新型インフルエンザをインフルエンザA(H1N1)と命名し、事実上のパンデミック(世界的大流行)を意味する「フェーズ6」を宣言している。海外では特にアメリカ・ヨーロッパ、そして季節が反転している南半球のオーストラリアで、感染患者の増大が相次いで伝えられていた。幸いにもタミフルなどの現行インフルエンザ向けの「対抗薬」(治療薬ではない)が有効なことや今新型インフルエンザそのものが弱毒性であることも合わせ、ワクチンの配布開始に至らない現在でも、通常のインフルエンザと同じ対応、すなわち「うがい、手洗いをしっかりと行う」「体力をつける」「人混みは極力避ける(あるいはマスク着用)」ことで基本的な対策は可能。

リリースによれば定点観測地点での患者報告数は、該当週においては7750人。全国の医療機関を1週間に受けた患者数の推計は約11万人。都道府県別では沖縄県がもっとも多く29.60人、ついで奈良県の2.96人・滋賀県の2.48人・福島県の2.45人・東京都2.14人・大阪府2.14人などとなっている。

発表によればすでに沖縄県が警報レベル超えの保健所2か所、沖縄県3・長野県2・大阪府1か所の保健所が注意報レベルを超えている。また、指数が1.00(流行認定)を超えている保健所は44都府県・264保健所地域に相当するとのこと。

繰り返しになるが、今回の新型インフルエンザは「基本的に」通常のインフルエンザと同じ対応、すなわち「うがい、手洗いをしっかりと行う」「体力をつける」「人混みは極力避ける(マスクの着用)」ことで基本的な対策は可能。そして通常の季節性インフルエンザ同様に、体力の少ない妊婦や乳幼児、糖尿病などの持病を抱える人は重症化する恐れがあることを忘れてはならない(忘れがちな話だが、通常の季節性インフルエンザでも重要な点だ)。必要以上に慌てず騒がず日常生活を維持しつつ、適切な対策をとるよう心掛けてほしい。また、自分自身に体調の不調を覚えたら、病院に連絡を入れ予約をした上で、マスクをして(周囲に感染させることのないようにした上で)診察を受けるように。

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