「家庭用オゾン発生器は買うべからず」国民生活センターが危険性を示唆

2009/08/28 05:22

安全イメージ国民生活センターは2009年8月27日、室内の除菌・脱臭や食品の添加物や農薬の除去などをうたった家庭用オゾン発生器について、調査した発生器で人体に悪影響を及ぼす高濃度のオゾンを排出するものがあると発表した。センター側では調査結果を受けて消費者に対し、「使用方法次第では身体に悪影響を及ぼしかねない。知識のない消費者が安全に使用することは難しく、購入などは避けた方がよい」と言及している(【発表リリース】)。

オゾン(酸素原子3つからなる気体)は強力な酸化力と臭いを持ち、殺菌や脱臭などの効力を持つ気体のため、業務用では水や気体の浄化などに使われることが多い。一方で、強力であるがゆえに空気中の濃度が0.1ppm(0.2mg/立方メートル)を超えると人体上の不具合を感じるようになるため、日本産業衛生学会では労働環境における許容濃度を0.1ppmとしている。

センター側では2009年5月から8月の間に、家庭用のオゾン発生器7機種をインターネット経由で購入し調査を実施(具体的機種名は発表資料添付のPDFにあり)。各種条件で実験運転をしたところ、

・空気中、水中の両方で使える4機種
 ……使用想定環境上で30分運転。許容濃度0.1ppmを超えて危険領域に
 ……水中で使用すると水にはほとんどオゾンが溶けずに空気中に放散されるため、3機種で室内濃度が危険領域に。
・空気中のみで使用できる3機種
 ……1機種が1時間後に許容濃度0.1ppmを超えて危険領域に。2機種は運転を続けてもオゾン濃度の上昇はほとんど無し。

などの結果が得られている。また、消費者生活センターなどには過去5年間にオゾン発生器そのものに対する相談が410件、そのうち安全性に対する相談が67件(「利用したら気分が悪くなった」「オゾンガスが体によくないとの情報があり不安」など)寄せられている。

これらの状況を受けて国民生活センター側では消費者に対し、

使用方法によっては危険なオゾン濃度となるものがあり、また、オゾン発生量等の表示を見ても専門知識のない消費者が安全に使用することは難しいと考えられた。このような現状のもとでは、購入等は避けた方がよい。

とし、購入判断を踏みとどまるよう求めている。

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