【更新】防衛省、概算要求で大型ヘリ搭載護衛艦要求・洋上補給機能も

2009/09/01 05:18

大型ヘリ搭載護衛艦イメージ防衛省は2009年8月31日、2010年度予算概算要求【我が国の防衛と予算 平成22年度概算要求の概要】を発表した。その中で海上自衛隊の装備として、先に【ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」就役】で紹介したヘリコプター搭載の護衛艦・ひゅうが型護衛艦の大型版といえる、大型ヘリコプター搭載護衛艦の装備を求めていることが明らかになった。概算要求額は1166億円。

2010年度予算概算要求に記述されている大型ヘリコプター搭載護衛艦
2010年度予算概算要求に記述されている大型ヘリコプター搭載護衛艦

主な仕様としては「現有護衛艦の除籍に対応した対潜戦などにおける航空運用などの中枢艦として、哨戒ヘリコプターなどを運用・整備する機能を引き続き保持するため、今件新型艦を整備。国際平和協力活動、災害派遣、邦人輸送などの多様な事態において、洋上拠点となる輸送機能などを強化」「多様な事態に有効に対処するための作戦指揮区画、多目的区画、指揮通信機能」「大型車両・大型ヘリ等の輸送能力」「ヘリコプターの運用・整備能力」などとある。

一般公開資料上のデータは以上だが、報道向けには別途詳細資料が配られたようで、それらの情報をまとめると、

・護衛艦「しらね」の後継的な立ち位置
・ヘリコプター5機の同時発着艦が可能(運用可能ヘリ数は9機、収納可能14機との表現もあり)
・他艦への洋上補給が可能(既存補給艦の半分程度)
・全長248メートル、幅38メートル
・排水量は1.95万トン

などが伝えられている。

あくまでもこれは「要求」であり、この案がそのまま通るわけではない。概算要求にはその他にもF-15の近代化改修(次期主力戦闘機の選定難航のため)、地対空誘導弾パトリオット3のさらなる増強、新戦車(TK-X)の集中配備など、興味深い項目がいくつも見受けられる。政情の不安定化でどのような判断が下されるのかが気になるところだ。

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー