任天堂、ドワンゴの株式1.5%を取得

2013/11/15 13:20

ドワンゴは2013年11月15日、同日付で同社の株式61万2200株(発行済み株式総数の1.5%に相当)を任天堂が取得したことを発表した。現時点で任天堂側の発表は無く、また市場経由か個人株主経由のものなど、詳細に関する発表は無い。この報を受けてドワンゴ株式は発表直後から高値を付け、記事執筆時点でストップ高・買い気配での推移となっている(発表リリース(PDF):任天堂株式会社の当取得に関するお知らせ)。

↑ ドワンゴの株式売買状況(13時時点)。発表のあった9時半から急上昇し、10時前にはストップ高張り付きとなった
↑ ドワンゴの株式売買状況(13時時点)。発表のあった9時半から急上昇し、10時前にはストップ高張り付きとなった

ドワンゴは動画共有サービスniconico(ニコニコ生放送、ニコニコ動画など)を運営していることでも知られているが、任天堂との関係においても、ドワンゴによるWii U向けの無料ソフト「ニコニコ」の提供、任天堂によるニコニコ生放送「ニンテンドーダイレクト」の番組配信、「ニコニコ超会議2」のスポンサー提供やブース出展などで協働関係を積み重ねてきた実績がある。

今回、任天堂がドワンゴの株式を取得したことにより、ドワンゴ側では「今後両社はこれまでの協働・信頼関係に基づき、さらなる関係強化を図ることにより、両社の強みを持ち寄り、変化の激しいエンタテインメント業界において、今までにないユニークなインターネット・エンタテインメントサービスの創造に取り組んでいく」と説明している。

具体的な方針などは一切明らかにされていないが、これまでの協業関係の内容から推し量るに、niconico周りを基軸として、動画関連のコンテンツサービスにおける関係強化への動きは容易に想像される。動画視聴のライフスタイルが若年層、特に学生世代層にまで浸透するに及び、その世代の支持が厚いサービスを有するドワンゴとの関係強化を経て、自社ハードの同方面でのセールスポイントを積み増ししようとする任天堂の思惑も推測できよう。

もちろん今件の株式取得が単なる投資目的で、具体的な両社の協業関係強化には影響を及ぼさない場合もありえる。しかし少なくともドワンゴ側が大いに乗る気を見せている以上、何らかの具体的な施策に発展する可能性は十分に考えられよう。


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