広告売上低迷で212億円の赤字へ……放送業界、初の赤字転落・総務省発表

2009/09/10 05:16

テレビイメージ総務省は2009年9月9日、国内放送事業者の2009年3月期における収支状況を発表した。それによると、地上波テレビ・ラジオ局計195社全体の純損益は212億1900万円の赤字となり、前年度の620億4200万円の黒字から赤字に転落する結果となった。地上系としては初めて(1976年3月期以来)当期損益の全体額がマイナスとなった(【発表リリース】)。

地上波テレビ・ラジオ局全体の業務成績(億円)
地上波テレビ・ラジオ局全体の業務成績(億円)

地上波テレビ・ラジオ局全体の業務成績(前年比)
地上波テレビ・ラジオ局全体の業務成績(前年比)

地上波テレビ・ラジオ局の該当期純損益状態(社数・割合)
地上波テレビ・ラジオ局の該当期純損益状態(社数・割合)

【4大既存メディア広告とインターネット広告の推移をグラフ化してみる】などにもあるように、他の既存メディア同様テレビ局も広告費収入の減少が続いており、これが業績悪化の要となっている。さらに「前年比」グラフで見ればわかるように、売上減少率に対し営業費用の減少率が小さく、コストダウンが進んでいないことが、昨今の業績の悪化及び最新期における最終赤字を導いた原因といえる。

個別案件については明細はないが、赤字社数が直近3年では初めて黒字社数を上回った状況を見ると、「売上にあったコスト計上をせずに赤字を出したテレビ・ラジオ局」は相当数に登るのではないかと思われる。

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