歳の数では無く願い事の数だけいなり寿司を食そう…ファミマから初午の日にあわせたいなり寿司発売
2014/02/26 12:40
ファミリーマートは2014年2月25日、お稲荷さんの誕生日にあたる3月12日「初午の日」に合わせ、「2色いなり寿司」(130円、税込)と「ミニいなり6個入り」(260円、税込)を同年3月4日から全国の同社店舗で発売すると発表した。定番商品として展開中の「いなり寿司(3個入り)」(190円、税込)と合わせ、3種類のいなり寿司を取りそろえ、初午の日を盛り上げていく(【発表リリース:“初午の日”にあわせていなり寿司の新商品2種類を発売!】)。
↑ 2色いなり寿司(左)とミニいなり6個入り(右)
「初午の日」とはお稲荷さんの誕生日にあたり、全国の稲荷神社では狐の好物とされる油揚げや油揚げに寿司を詰め込んだものを奉納し、五穀豊穣を願う日であるとされている。そこでファミリーマート側ではこの「初午の日」にあわせ、既存商品の「いなり寿司(3個入り)」に加え、2種類のいなり寿司をラインアップに加え、季節感を盛り立てることとなった。各いなり寿司には期間限定で「初午の日」をイメージしたシールを貼り、雰囲気をかもすことになる。
新たに加わるいなり寿司は2種類。「2色いなり寿司」(北海道・沖縄県を除く)は黒糖を使ったいなり寿司と、ふっくらとした皮のいなり寿司、合わせて2種類を組み合わせている。黒糖による黒みがかったいなり寿司はそれ自身が珍しいが、通常のものと並べられることでさらにその色合いの特異さが映える。一方、「ミニいなり6個入り」(北海道を除く)は甘みがありふっくらと柔らかい、いなりを一口サイズで食べやすい大きさに仕立てている。
リリースタイトルや記事タイトルには「願い事の数だけいなり寿司を食べる」とあるが、元々いなり寿司はこの「初午の日」に奉納した油揚げ(に寿司を詰め込んだもの)が食卓にも並んだのが生誕のきっかけで、ルーツではあるものの、「願い事の数だけ食べる」という慣習は見当たらない。恐らくは「願い事の分だけいなり寿司を奉納した方が分かりやすいのでは?」「お店で買ういなり寿司は奉納品では無く食べてもらうものだよね」「ならば願い事の数だけ食べてもらおう」という連想ゲーム的な発想と考えられる。
この「願い事の分だけいなり寿司を食べる」という話はコンビニやお寿司屋で数年前から語られており、新たな慣習化を図る動きのように見える。「初午の日」を思い返す、周知させるという点では面白く、願い事がたくさんあっても「ミニいなり6個入り」のようなものが用意されているので、何とかなりそうな気はする。節分の日のように「歳の数だけいなり寿司を食べる」とうたわれなかっただけ、ありがたいかもしれない。
■関連記事:
【コンビニで 弁当買う人 そのうちの 5人に1人は 一緒に デザート】
【初午の日向け・一風変わったいなり寿司、ファミリーマートから発売】
【スペースシャトルに史上初「宇宙いなり」「宇宙お好み焼き」「宇宙焼き鳥」など6品目が初搭載】
【日清食品、世界初の宇宙食ちらし寿司「スペース・チラシ」などを開発】
【セブン-イレブンで5月6日までの期間限定、おにぎり・手巻き寿司(定価160円未満商品)の100円セール実施】
スポンサードリンク