実質10円値下げ・すき家の牛丼並盛が4月から税込270円、御三家最安値に

2014/02/27 20:35


すき家の牛丼ゼンショーホールディングスは2014年2月27日、ゼンショーが運営する牛丼チェーン店すき家において、同年4月1日から主力メニューの牛丼並盛の価格を、現行の280円(税込)から、本体価格250円・消費税込み価格270円に改定すると発表した。販売価格において実質的に10円の値下げになる(【発表リリース:消費税率引き上げ後の牛丼並盛の価格について】)。



↑ すき家の牛丼(メニューページより)
↑ すき家の牛丼(メニューページより)

現在すき家の牛丼は並盛の販売価格が消費税込みで280円。この価格について2014年4月1日の消費税率引き上げに伴い、本体価格250円・消費税込み価格270円に改定する。現在価格では本体価格が実質267円となるので、本体価格だけで計算すると17円、実際に購入する際の価格(税込価格)では10円の値下げになる(一部価格の異なる店舗あり)。なお現時点では並盛以外の価格に関して言及は無い。

この値下げ措置についてすき家側では、税率引き上げで可処分所得が目減りする中、同社の牛丼をさらに手軽に食して欲しいため、企業努力を続けた結果であると説明している。

今回の値下げにより、これまで牛丼御三家(吉野家・松屋・すき家)で牛丼(牛めし)の並盛価格が横並びで280円(税込)だったものが、4月以降はすき家が唯一270円で10円安く提供する形となる。現時点で吉野家・松屋両社は消費税率引き上げ後の対応について言及をしていないが、今回のすき家の値下げ決定で、何らかの動きを示す可能性はある。

なおすき家では先日、一部トッピングメニュー(サイドメニュー)の価格改定(引上げ)を実施している。例えばおろしポン酢が100円から120円、おしんこが50円から80円に引き上げられている。牛丼の値上げの一部はこれらで吸収するのかもしれない。


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