10円から20円引上げ、据え置きも…モス、4月1日から消費税率変更に合わせて価格改定

2014/03/01 08:00


ハンバーガーチェーン店モスバーガーを展開するモスフードサービスは2014年2月28日、4月からの消費税率引き上げに合わせて、同年4月1日から価格の改定を行うと発表した。単品、セット合わせて10円単位、最大20円の引き上げとなる。ハンバーガーなど一部商品は価格を据え置く。また店頭表示価格はこれまで通り、消費税込みの総額での表示を行う(【発表リリース:モスバーガー店舗 価格改定のお知らせ】)。



↑ モスバーガーでの主な商品価格の動向(価格はすべて税込)
↑ モスバーガーでの主な商品価格の動向(価格はすべて税込)

今回の価格改定は2014年4月1日から消費税率が現行の5%に3%上乗せされて8%に改定されるのに合わせのもの。モスバーガーでは利便性を考え、従来から10円単位での価格表示を採用しているが、今回の税率変更においても、1円単位を四捨五入して算出した10円単位での価格表示を維持することになる。

今回の税率変更に伴う価格変更では、現在の販売価格が170円以下のハンバーガーやコーラ(ペプシネックス)のSサイズは170円のまま価格据え置きとなる。それ以外の単品商品、モスバーガーやテリヤキバーガーなどは10円の価格変更となる。セット価格はドリンクとサイドメニューを同時購入した場合の値引き価格であることから、四捨五入での算出はせずに従来のセットの値引き額を継承、10円から20円の価格変更としている。

外食産業店、中でもファストフードは常用する人も少なくないだけに、10円単位の引上げでもボディーブローのように効いてくる人もいることだろう。モスバーガーでは朝食メニューの本格的な導入により、さらなる集客・利用頻度の拡大を模索していたこともあり、他の競合他社の動きと合わせ、4月以降の営業状況にどこまで影響を与えることになるのか、気になるところではある。


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