進化型コンビニ「ローソンマート」、静岡・埼玉・愛知に展開へ

2014/03/07 07:00


ローソンマートローソンは2014年3月6日、コンビニの利便性と幅広い品揃えを兼ね備えた生鮮100均ショップ「ローソンストア100」の進化型店舗「ローソンマート」について、2014年3月に静岡・埼玉・愛知の3県に相次ぎ開店すると発表した。これで先行展開の神奈川県内店舗と合わせ4店舗となる。今後東名阪の住宅立地を中心に出店を続け、2016年度までに500店舗の展開を行う予定(【発表リリース:地域に密着した“進化型コンビニ”続々出店 静岡県・埼玉県・愛知県に「ローソンマート」初出店】)。



↑ ローソンマート店舗イメージ
↑ ローソンマート店舗イメージ

「ローソンマート」は2005年から展開中の生鮮コンビニ(100円商品を中心としたコンビニ)「ローソンストア100」の進化型店舗。消費者の消費性向の二極化を受け、売り場面積を従来の「ローソンストア100」の約1.5倍から2倍に拡大し、これまでの「105円均一・適量小分け」の商品だけでなく、幅広い価格設定の商品拡充を行い、ラインアップを充実。その上、コンビニの持つ便宜性を付加するために、ATMや公共料金支払いなどのサービス機能を取り入れ、地域密着型の店舗運営を行うことで利用客との一体感を確かなものとしていく。

イメージカラーはオレンジ色を採用。太陽の恵みを受けた生鮮青果を中心としたラインアップでサービスを提供することを表現している。また外壁には野菜や果物を大胆に描き、店そのものが容器となり、店内にぎっしりと新鮮な野菜や果物が詰まっているかのような印象を与えさせている。

今回発表されたのは静岡県の葵瀬名店が3月12日、埼玉県の南浦和店が3月14日、愛知県の天白大根店が3月15日の開店となる。いずれも24時間スタイルでの営業。

↑ ローソンマート2014年3月次展開予定リスト
↑ ローソンマート2014年3月次展開予定リスト

先行開店した「西横浜店」では、改装前の「ローソンストア100」の時の営業スタイル時と比べ、前年同月比で客足が5割、販売高は8割ほどアップしたとのこと。また女性客、特に中堅層やシニア層の利用客が伸び、取扱商品の価格帯を広げ商品数そのものも増やした生鮮品や加工品で、大いにセールスが伸びている。

↑ 第一号店「西横浜店」の店内の様子
↑ 第一号店「西横浜店」の店内の様子

この「西横浜店」や今回発表された新店舗の各種事例や課題は、今後さらに展開される「ローソンマート」や、既存の「ローソンストア100」に活かしていくと説明している。

「ローソンマート」と競合しうる食品系スーパーやチェーンストアでは、食品部門以外の分野が軒並み不調で、食品部門の伸長を頼りにしている感がある。今後「ローソンマート」が展開を続け、成功事例が多数出てくれば、コンビニ大手他社も類似スタイルの店舗展開に踏み出す可能性もある。従来の地元系食品青果店舗も合わせ、この形態の業界・市場は今まで以上に競争の激化が予想されよう。


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