食べ切りサイズのプレミアムな冷凍食品、ローソンが独自ブランドで展開
2014/03/08 11:00


↑ 今回発売される、食べきりサイズの高付加価値な冷凍食品群。上段左から「ローソンセレクトデリシャス 赤ワイン仕立て 牛肉のデミソース煮」「ローソンセレクト 豆乳入り京雪花菜(おから)」「ローソンセレクト 小松菜と京揚げの煮びたし」「ローソンセレクト ひじきと丹波大豆の炊いたん」、下段左から「パスタ屋 なすとベーコンのトマトソース」「ローソンセレクト 骨まで柔らかいさばの味噌煮」「ローソンセレクト 骨まで柔らかいいわしの梅煮」
一人身世帯や共働き世帯率の上昇に伴う女性の就業機会の増加、高齢化などの社会環境の変化と共に、簡単に調理ができて長期間保存ができる冷凍食品の需要が高まっている。ローソンでも女性やシニア層の利用客の増加に伴い、2年前と比較して冷凍食品の売り上げが3割以上伸びたというデータもある。
これを受けてローソンでは今回、コンビニに求められる「個食」の需要に応じた「一人用サイズ」の冷凍食品を新たに開発し、展開することになった。さらに単なる小分け的な量のものではなく、原材料や製法などの観点にこだわり、品質の底上げを推し図っている。
メニューの選別も、「仕事などで忙しい主婦…夕食用のメインのおかず」「シニア…和惣菜や煮魚」「単身者の食事…こだわりのパスタ」という形で、各「おひとりさま」の状況に応じたメニューを展開していくことになる。またローソンではこのような少量高品質で「一人用サイズ」の冷凍食品を今後も開発、販売していくとコメントしている。
リリースでは特に言及はないものの、今回のラインアップを見る限り、デザインの上でも「主婦向けの夕食用のメインのおかずは丸型でオシャレなデザイン」「シニア向けの和惣菜などはひょうたんを模したシンプルで落ち着いた形」「単身者の食事用は世間一般によくあるようなオーソドックスで安定感のある冷凍食品風のデザイン」による、商品名を描くプレート・デザインが配されており、見た目でターゲットを区分しているように見受けられる。ぱっと見の印象で選別しているのかもしれない。

今回ローソンが一人用サイズの冷凍食品に本腰を入れて開発・展開を行うことで、冷凍食品市場にどのような変化が生じるのか。ローソンの開発ラインアップの内容と共に、注視していきたいところではある。
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