カップルが自動らぶらぶな長椅子・JR四国の江川崎駅・坪尻駅に「らぶらぶベンチ」設置
2014/03/09 11:00


↑ らぶらぶベンチ
今回登場する「らぶらぶベンチ」とは、中央部分に向けて座面・背もたれ共にくぼみを有する木製の長椅子。足の部分は通常の長椅子と同じため、本体そのものは安定感を有している。
主旨としてはこの椅子にカップルの2人が座ると、離れて座ろうとしても座面が中央に向けて傾いているため、ずりずりとすべり、いつの間にかくっついてしまうというもの。設置される江川崎駅と坪尻駅にはそれぞれ、「日本一暑い駅」「珍しいスイッチバック駅」との特徴もあるため、それらを楽しみながら、時を過ごしてほしいという主旨もある。
またこの「らぶらぶベンチ」をアピールするためのサインボードも、それぞれの駅ごとのデザインで展開される。

↑ らぶらぶベンチのサインボード
江川崎駅は昨年8月12日に日本一の暑さとなる最高気温41.0度を記録した四万十市西土佐地区の最寄駅ということもあ、駅公舎も汗をかき、坪尻駅のボードと比べても背景のハートの濃いピンク部分の面積がやや大きく描かれ、暑さを一層強調しているのがポイント。
カップルにアピールする鉄道設備としては、最近ハート型のつり革が知られている。いくつかの路線でおみくじ的にまれに配されているというもので、レア度も合わせ人気を集めている。今件「らぶらぶベンチ」はおみくじ的なところは無いものの(用意するなら車両内の座席に設置するしかないが、ラッシュ時の効率上の問題もあり、現実的ではない)、その発想の奇抜さと実用性には興味関心を覚えさせられる(似たようなコンセプトの椅子は以前【世界の面白ユカイなベンチたち……「これはオモシロイ!」編】で紹介したように、チェコにも存在する)。
漫画のようなアイディアの体現化は多くの人の笑顔をもたらし、両駅を注目させるに違いない。
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