過去最大・山手線の車体広告が38編成同時展開
2014/03/11 08:00
ジェイアール東日本企画は2014年3月10日、JR山手線において同年3月10日から12日の期間中、車体広告を展開する編成が全52編成中38編成となり、山手線の車体広告では過去最高の同時展開編成数となると発表した。広告主は楽天カード、インテリジェンス、キリンビバレッジ、日本サッカー協会、アサヒフードアンドヘルスケア、森永製菓。協同しての同一テーマによる広告展開では無く、出稿が重なったことによる盛況ぶりとしての結果による(【発表リリース:JR山手線 車体広告で過去最大となる38編成同時展開!】)。
↑ 同時展開となる車体広告具体例。上はインテリジェンスの「an」、下は日本サッカー協会
車体広告とは列車の本体外部部分にアピールしたいデザイン・ビジュアルを貼りつけるタイプの広告。窓と扉の間のスペース部分、窓の下の余白部分などに大きめなポスターや商品、キャラクターイメージをラッピングで掲載し、列車の利用者はもちろん、路線周辺を行きかう人にもアピールすることができる。
昨今では張り替えやビジュアルそのものの出力技術が進歩したことで、容易に見た目も鮮やかな広告を展開することが可能となり、「走る広告塔」的な媒体として注目を集めている。また列車の車内一面を1社独占の広告面で埋め尽くす「ADトレイン」と組み合わせることで、印象をさらに強くすることも可能。車体広告の費用は山手線車両では、例えば11両・1編成・2週間で600万円(税抜)という広告料金となっている。
今回は各社が共通して1つのテーマで車両広告を出稿したのではなく、複数の企業が同時期に広告の出稿を行った結果、3月10日から12日という短い期間ではあるが、過去最高の38編成までもが車体広告付きの車両となった次第。【車体広告の実施中の状況】を確認すると、楽天カードは10編成、インテリジェンスは10編成、キリンビバレッジは10編成などとなっている。
単純計算だが、山手線で運行する列車の約3/4が何らかの形で車体広告を有することになる。車体広告そのものを眺めるだけでなく、どの広告車両に乗車するのかを楽しむ、何種類のタイプを見れるかにチャレンジするといった試みをしても面白そうだ。
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