一部は販売価格据え置き…ケンタッキー、消費税率改定に伴い商品価格及び表示方法を変更

2014/03/11 07:30


日本ケンタッキー・フライド・チキンは2014年3月10日、同社が運営するケンタッキーフライドチキン店舗において、同年4月1日からの消費税率改定に伴い、価格の改定を行うと発表した。合わせて、商品価格表示の方法を現行の総額表示(税込表示)から、本体価格(税抜き価格)と税込総額を併記する表示に変更するとしている。販売価格は10円単位での引き上げとなるが、変更されない商品もある(【発表リリース:ケンタッキーフライドチキン商品価格の改定ならびに表示変更に関するお知らせ】)。



↑ 販売価格が10円値上げとなるカーネルクリスピー(左)と販売価格が据え置きされるオリジナルチキン
↑ 販売価格が10円値上げとなるカーネルクリスピー(左)と販売価格が据え置きされるオリジナルチキン

かねてからお伝えしている通り、この4月1日に消費税率が現行の5%から8%へと改定される。それに合わせてケンタッキーフライドチキン各社でも価格の改定を実施することになった。原則は税率の変更を転嫁した価格に改定することになるが、利用客の利便性を考慮し、販売価格を10円単位の表示とするため、「販売価格を据え置くもの(本体価格だけで見れば値下げ)」「税率追加分相当の改定を行うもの」「税率追加分以上の販売価格引上げを行うもの」などがある。

またこれに合わせ、商品価格の表示スタイルを現行の総額表示(税込価格)から、本体価格(税抜価格)と税込の総額(販売価格)を併記したスタイルに変更する。

具体的な販売価格変更・据え置きの事例は次の通り。「オリジナルチキン」「フライドフィッシュ」「フライドポテト」などは販売価格はこれまで通り据え置きで、本体価格が実質値下げ。「カーネルクリスピー」「チキンフィレサンド」などは販売価格が10円単位での引上げとなる。

↑ 4月1日以降の価格事例
↑ 4月1日以降の価格事例

税率改定まで1か月を切り、主要ファストフードも相次ぎ価格変更などの告知をし始めている。変更後は多少の混乱や購入時の違和感を覚えるかもしれないが、じきになれることだろう。常連の人は新しい価格帯でのチョイス・組み合わせを、今から考えておくのも一興というものだ。


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