自分の名前・名字はあるかな!? コカ・コーラで期間限定「ネームボトル」発売
2014/04/08 12:15
日本コカ・コーラは2014年4月7日、同社の炭酸飲料「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」の300ミリリットル及び500ミリリットル、1.5リットルサイズのペットボトルにおいて、250種類以上の名前・名字をアルファベット・ローマ字表記でデザインした「ネームボトル」を、4月14日から期間限定で発売すると発表した。またボトルのラベルにあるコードを公式ブランドサイトからリンクでたどり着けるページに入力すると、オリジナルのネームボトルカードを作れる仕掛けも用意する。さらに同商品のキャップにはアルファベット一文字を描き、キャップを集めて言葉を創る遊びも提案する(【発表リリース:「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」“ネームボトル”300ml PET、500ml PET、1.5L PET発売!】)。
↑ ネームボトルイメージ
今回展開される「ネームボトル」は、商品ラベルの通常ならば大文字で「Coca Cola」と表記される部分に、250種類以上の名前・名字をローマ字表記(すべて大文字)で描いたもの。説明にいわく、自分自身の名前はもちろんだが、家族や友達の名前を探し出してコレクションすることで、皆のつながりを再確認し、2014 FIFA ワールドカップブラジル大会を応援してほしいとの意図があるとのこと。また、今回のキャンペーンに際しては製品の一部に最新のデジタル印刷手法を採用したことで、大量消費財のキャンペーンとしては日本国内最大規模となる多種ラベルを用意できたとしている。
ボトルのラベルには9ケタのコードが記載されており、コカ・コーラの公式ブランドサイト(http://www.cocacola.jp/)で入力すると、オリジナルのネームボトルカードの製作を行うことが出来る。名前をアルファベット9文字までの組合せで変えることができ、自分だけのネームボトルカードを創る体験が可能となる。その上、デジタル上で生成したネームボトルカードに多様なデザインを用意し、コレクション機能も実装。その上容易にカードをソーシャルメディアでシェアできるような仕組みを施しており、「つながり」を実感できる。
↑ ネームボトルカードのイメージ。スマホでの利用ができるようだ
今キャンペーン中の「ネームボトル」はフタの部分がアルファベット1文字が描かれている。英字ブロックやビスケットのように、フタを集めて好きな言葉を作る遊びを楽しむこともできる。
↑ フタを集めて言葉作りも提案
さらに4月から実施される「ネームボトル」の全国キャラバンでは、デジタル上だけでなく、実際に自分の好きな名前が印字されたネームボトルを作成できるイベントも開催される。これはイベント開催時に未開封の対象商品を持参することで行えるもので、ラベルはコカ・コーラのみ、一人1回につき5本までの制限がある。詳細は公式ブランドサイトからリンクでたどれる告知ページ参照のこと。
特定のキャンペーン用素材や絵柄、デザイン、キャラクタが飲料のパッケージに採用されるのは、良くある話。しかし商品名部分に名前を描き、それを250種類以上も用意し、お客側に選んでもらうという試みは非常に興味深く、関心を引くものがある。また、その名前の部分をデジタル上で変更し、ソーシャルメディアでシェアできる仕組みも面白そう。
一方、250種類以上存在するとされる「ネームボトルカード」は、何らかの形で整理整頓されているわけではないことから、商品企画の思惑通り、購入者自身の名字や名前に該当するボトルを探し当てて購入するのは、非常に困難であることが予想される(何しろどの名前が使われているかすら、現時点では非公開なのだから)。まさに「専用ケースに収められていない、名前の判子」状態。さらに自分の名前などを探すために、商品ケースなどを家探しする事例も想定され、やや不安な面があるのも否めない。
また、従来の企画目的である「個性あるボトルデザインを集めることによるつながりの意識想起」とは別に、特定人物の名前や名字のボトルを収集する動きも出て来るものと思われる。男性タレントや女性アイドル、アニメキャラなどの名前を冠したボトルは、注目の的となるに違いない。
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