アマゾンで書籍配送料無料キャンペーン開始
2009/09/12 08:55
インターネット通販大手のアマゾンジャパンは2009年9月11日、同日から同年11月4日確定分注文において、書籍の配送料を「購入代金にかかわらず無料」とすることを発表した。従来は購入金額合計が1500円未満の場合は、300円の配送料が必要だった(『発表リリース』)。
無料キャンペーン告知ページ
【アスクルが意外にあなどれない件について】でも触れているが、インターネット通販において配送料は利用元を選択する上での大きなポイントとなる。アマゾンでは今回、単価が安く1冊や2冊では配送料無料のライン(1500円以上)に達しない場合が多い雑誌をキャンペーン期間中は「配送料無料」扱いすることで、利用者の拡大を図るようだ。
対象となる書籍はAmazon.co.jp が販売、発送する 本、漫画、洋書。雑誌やマーケットプレイスの商品は対象外。また、支払い方法に代金引換を選択した場合には、代金引換手数料が別途かかる。さらにお急ぎ便やギフト包装など特殊な選択肢を選んだ場合にも、それぞれ手数料がかかるので注意が必要。
書籍の配送料無料サービスは、すでに『楽天ブックスが2009年2月から同年11月4日までの間』実施中。キャンペーン終了時期が同じ11月4日であるところを見ると、今回のアマゾンによる「本の配送料無料キャンペーン」は、楽天ブックスに対抗する思惑が大きいと思われる。
●本購入時のオマケ「Amazonポイント」が……
また、これは確定情報で無ければ公式リリースにもないが、これまで本の一部において購入時に獲得できた「Amazonポイント(アマゾンで購入する時に割引ポイントとして使える)」が、(本においては)無くなった気がする。
一部の書籍では購入すると1%前後の「Amazonポイント」が獲得出来ていたのだが……
元々本購入時にもらえる「Amazonポイント」は、割引が出来ない書籍に対するオマケのようなものだったから無くなっても仕方が無いのだが、元々1500円以上まとめて購入していた人や、Amazonプライム(定額を支払うことで何回でも制限なく配送料が無料になるサービス)を利用していた人には実質的に値上げ(オマケが無くなるだけの話なのだが)となってしまう。これはこれで物悲しい話ではある。
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