半世紀以上ぶりの変身・ロッテのグリーンガム、57年ぶりのリニューアル実施
2014/04/17 07:00


↑ リニューアルしたグリーンガム
「グリーンガム」は1957年に発売を開始した、日本のガム市場の創生を担った存在。昨今の市場情勢をかんがみ、さらに「グリーンガム」そのものの再活性化をも図るため、今回のリニューアルが行われることになった。具体的には雑味が少なく新鮮味あふれるミントの香りが楽しめる「初摘みミント」をミントオイル中に使い、品質を大幅に刷新。

パッケージには従来の商品名をそのまま大きく描いたデザインに加え、ミントの葉っぱを右側に配し、ミントの味わいが強化されたことをアピールしている。また既存パッケージでは「GREEN GUM」の「G」の部分を赤表示としてアクセントとしていたデザインにつき、リニューアル後はすべてを白抜きとして、左端のメーカー名を赤に変える変更を実施した。これにより、商品そのものの一層のさわやかさをイメージさせることとなる。また側面ではミントの葉にかぶさる形で「初摘みミント使用(ミントオイル中)」の文字を書き連ね、初摘みミントを使ったことが重要なポイントであることを強調している。
↑ 「初摘みミント」をアピールするCMも展開される。【>直接リンクはこちら:【ロッテ グリーンガム】 初摘みミント篇(15秒)】
また「グリーンガム粒」「グリーンキャンディ」も、初摘みミントのミントオイル中への使用、パッケージデザインの変更など、「グリーンガム」同様のリニューアルを4月22日から実施する。
市場動向などにもある通り、日本国内のガム市場は縮小傾向にある。お菓子全般に対する消費性向の変化、商品ラインアップのマンネリ化など、原因はいくつか想定されるが、他のお菓子ジャンルと比べて勢いが急速に減退しているのは間違いない。今回「グリーンガム」が半世紀ぶりに大幅なリニューアルを実施したのも、商品そのもののセールス向上模索はもちろんだが、同時にガム市場全体に喝を入れる意味合いもあるものと考えられる。
リリースを読み解く限り、グリーンガム特有のすっきり感がさらに底上げされた雰囲気だが、実際のかみ応えはいかなるものとなるのか。ミント系の味わいを好む人には、特に気になる話ではある。
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