20杯限定販売品も・ローソンでプレミアムなコーヒー「MACHI cafe'シングルオリジン」シリーズ発売開始
2014/05/20 07:30
ローソンは2014年5月19日、同社のオリジナル挽きたてコーヒー「MACHI cafe(マチカフェ)」導入店において、ブレンドせずに味わうことになるワンランク上質なコーヒー「MACHI cafe'シングルオリジン」シリーズの展開を開始、第一弾となる「イパネマリザーブ」を1店舗あたり20杯限定で同年5月20日から発売すると発表した。価格は216円(税込)。Ponta会員は税込価格より30円引き。今後順次新商品を期間限定などで展開し、今年度は8種類のコーヒーを発売する。シリーズ各コーヒーはオリジナルの専用カップでの提供となる(【発表リリース:1種類のコーヒー豆の香りや味わいを楽しむ 第1弾「イパネマリザーブ」は、5月20日(火)から1店舗あたり20杯限定発売「MACHI cafe'シングルオリジン」シリーズ】)。
↑ シングルオリジン専用カップ
今回登場する「MACHI cafe'シングルオリジン」は、ブレンドせずに1種類のコーヒー豆の香りや味わいを楽しむ「シングルオリジン」なコーヒーを提供するという趣向のもの。この「シングルオリジン」は生産地域や農園を世界中から厳選し、そのコーヒー豆のならではの特徴を引き出す焙煎(ばいせん)方法にもこだわるがため、コーヒー専門店では「プレミアムコーヒー」との位置づけがなされるほど。例えば「モカ」「ブルーマウンテン」が知られている。
シリーズ第一弾として5月20日から展開されるのは、取組農園のイパネマ農園(ブラジル)で採れた「イパネマリザーブ」。農園の品質鑑定士が選りすぐり、通常は販売せず農園を訪れるスペシャルゲストをもてなすために取り置く(リザーブする)ものを、今回特に提供する。ひかえめな苦味と熟したプラムのような甘味、そして酸味が特徴。確保できる量が非常に少ないため、1店舗当たり20杯のみでの販売となる。
5月27日からは第二弾として「ノッサ・セニョーラ農園」(ブラジル)を約1か月間の期間限定で発売する(こちらは20杯限定ではない)。この農園はブラジルのカフェナンバーワンに輝いたこともある「オクタヴィオ・カフェ(サンパウロ)」も経営し、品質の高いコーヒーを生産、提供することで知られている。コーヒーそのものはくるみのようなほろ苦さ、そして後口のキレの良さが特徴。さらに7月1日には第三弾(品目未定)を発売し、今後逐次第八弾までを今年度中に展開予定。
この1、2年で急速に浸透した、コンビニのカウンターにおける淹れたてコーヒーだが、整備されるにつれて各コンビニとも競合他社との差別化を推し量るため、プラスαの趣向を凝らすこうになった。お茶や紅茶にレパートリーを広めたり、より品質の高いブランドを提供したり、お値打ち価格の展開を開始するなど、各社とも創意工夫を凝らし、「特別な、他社にはない一杯」を呈して集客を行っている。今回の「MACHI cafe'シングルオリジン」開始も、プレミアムな味わいを提供し、自社コーヒーのリピーター化を模索しているものと考えられる。
ブレンドしない上質な品々が、コーヒー通にどこまで受け入れられ、足を運ばせることになるのか。ライトなコーヒー趣向者にはどれほどの魅力となるのか。気になるところではある。
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