DMMマネーカードも販売開始・ファミマのプリペイドカード、新機材の導入で販売種類大幅拡大へ
2014/05/31 11:00


↑ ファミリーマートで新規に導入される4面回転式の什器
「POSA」カードとはレジで支払いをした時点で初めて利用できるようになる、POSA(Point Of Sales Activation)技術を利用したプリペイドカード。この技術の導入によりトラブルリスクを最小限に抑えることができるようになり、コンビニなどでのプリペイドカードの販売が一挙に促進された。ここ1、2年の間にインターネットを使った支払い用の仕組みとして、急速に広がりを見せ、同時にコンビニの売上においては軽視できない実績を上げつつある。
今回ファミリーマートて導入が決まった新しい機材は「お客様へより分かりやすい売り場」をコンセプトにした4面回転式。主に店舗の入り口付近に設置することになる。書店や文房具、雑貨店で良く見かける判子を販売する機材のような形をしており、利用者がぐるりと回して4面にある商品のすべてが確認できるようになっている。またこの仕組みを用いることで、販売できるカードの種類も充実し、最大で108種類までの販売が可能になった。
この機材の導入で発売種類を増加させることができるようになったことから、ファミリーマートではプリペイドカードの販売種類を新たに4区分・9種類増加させる。

↑ ファミリーマートで新規機材導入と共に販売を開始するプリペイドカード
具体的には「DMMマネーカード」3種類、「レクチョコMUSICプリペイドカード」2種類、「ムビチケオンラインGIFTカード」2種類、「KDDIスーパーワールドカード」2種類となる。また新規導入を記念して6月3日から8月4日の間に「DMMマネーカード」を購入した人の中から3500人に購入カードの20%の「DMMマネー」をプレゼントするキャンペーンも実施するとのこと。
実のところ今件の4面回転型什器は同様のものが一部の同業他社ですでに実装されており、目新しいものでは無い。しかし場所を取らず大量の種類のカードを提供できるメリットを有していることに違いは無く、今件什器の導入でさらにファミリーマートでプリペイドカードは買いやすくなり、来店動機が上乗せされるのも事実。
「これだけ種類が多いのだから、たばこのようにレジ裏に配してレジで指定注文させるようにすれば?」との意見もあるが、「わざわざ店員に指定する必要が無い(カードの具体名が分からなくても見た目で判断できる)」「手に取ってカードの種類を選べる」などのメリットがある。無論これにはPOSA技術の導入も大きい(POSAが用いられていなければ防犯上の理由から、ここまでプリペイドカードの販売は普及しなかっただろう)。
今回の機材導入で、ファミリーマートはもちろん、同業他社が刺激されることも合わせ、さらにコンビニなど身近な小売店におけるプリペイドカードの利用販売が促進されることになるだろう。
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