砂肝にいかからも、ですと!? ファミマのフライドフードのラインアップ拡充
2014/06/17 07:00


↑ 拡充成った「できたてファミマキッチン」のフライドフード。常温パック入り
今回登場する4品目は、「おかず惣菜」「おつまみ」の需要増加に対応するための新商品。従来のフライドフードの販売ケース「ホッターズ」(透明のガラスで作られた陳列用ケース)では品揃えが難しかった「砂肝」「いかからあげ」など、常温販売専用の商品を開発し、常温販売パック入り商品として発売することになる。常温パックでの展開により、商品の衣や肉・魚などの具材に含まれる水分が安定した状態で維持され、商品本来の見た目や味、食感が向上することになる。
「砂肝」は一口サイズの砂肝を黒こしょう・白こしょう・にんにくでぴりっとした刺激のある味わいに仕上げている。「いかからあげ」はするめいかを3種類(ゲソ、リング、耳)にカットした上で、しょう油・生姜調味料で和風の味わいに仕上げている。「揚げたこ焼き(6個入り)」はキャベツで甘味、長ねぎ・生姜の香味野菜で風味、揚げ玉・ラードでコク、さらには鰹粉を加えてたこ焼きの美味しさを引きたてた生地に、たこを中具として納め、手焼きで焼いたたこ焼きを揚げている(マヨ&ソース付き)。そして「子持ちカラフトししゃもフライ(5尾入り)」はノルウェーやアイスランドなどで水揚げされた子持ちのカラフトししゃもを用いている。

↑ 追加される4タイプのフライドフードたち
ファミリーマートに限った話ではないが、世帯数人数の減少や少子高齢化、女性の就労率の増加などによる中食需要の拡大を受け、コンビニのカウンターフーズの需要は高まりつつある。ファミリーマートではファストフーズ部門で「おかず惣菜」が2年前比で約300%伸長しているとのこと。今回の常温パック入り商品も、それら需要拡大に応じるためのラインアップに他ならない。
今後同社ではフライフードについて、「ホッターズ」で販売する「温かいままで提供」なタイプと、持ち帰りを前提とした「常温パック入り」の2タイプのラインアップで展開していくことになる。また後者は今後、8月以降に「かきフライ」をはじめとした新たなラインアップを予定している。
確かに昨今ではレジ前にテーブルを配するなど専用の場を設け、フライヤーで揚げた商品を重音パックに収めて販売するスタイルが、コンビニ各社でも良く見受けられるようになった。専用の厨房を設けて調理を行い、お弁当コーナーとして展開するところも出てきている。ラインアップの増強は嬉しい話ではあるし、特に今回の新登場商品の中では「砂肝」「いかからあげ」に驚きを覚える人も多いだろう。
それぞれの新商品の味わいはもちろんだが、今後どのようなラインアップ拡充が図られるのか、楽しみにしたいところだ。
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