米粉もちもち低アレルゲン、モスから米粉バーガーと米粉ホットドッグが通年発売へ
2014/06/19 07:30
ハンバーガーを中心とした軽食チェーン店モスバーガーを展開するモスフードサービスは2014年6月18日、米粉を用いた低アレルゲンメニュー「米粉もちもちバーガー<ポーク>」「米粉もちもちドッグ<ポーク>」の2品目を、通年販売メニューとして同年7月8日から発売すると発表した。価格はそれぞれ330円・360円。同社が米粉のバンズ(パン)を使った低アレルゲンバーガーやドッグを発売するのは、今回が初めてとなる(【発表リリース:米粉のバンズ(パン)を使用した「低アレルゲン」バーガー 「米粉もちもちバーガー<ポーク>」「米粉もちもちドッグ<ポーク>」】)。
↑ 左から米粉もちもちバーガー<ポーク>、米粉もちもちドッグ<ポーク>
低アレルゲンメニューとは食物アレルギー症状を引き起こしやすいものとして表示が義務付けられている7品目の原材料(特定原材料)、具体的には卵・乳・小麦・えび・かに・そば・ラッカセイを原材料に使わないメニューを意味する。モスでは2002年からアレルギー体質に配慮した「モスキッズメニュー」を店舗限定で導入し、2009年12月には低アレルゲンメニュー(現在の「モスライスバーガー<ポーク>」)をほぼ全店で導入している。今回登場するのは、それに加えての低アレルゲンメニューで、これで通年発売される低アレルゲンメニューは3品目となる。
「米粉もちもちバーガー<ポーク>」は山形県産の米粉を使ったもっちりバンズに、豚肉や玉ねぎ、にんじん、コーンを混ぜ込んだポークハンバーグをパティとして使用。ソースは野菜の旨味・甘みが浸み込んだケチャップベースの優しい味わいに仕上げている。一方「米粉もちもちドッグ<ポーク>」はやはり山形県産の米粉を使ったもっちり感のあるパンに、豚肉の甘く肉汁感あふれる味わいが特徴のポークウインナーを載せている。好みで別添えのケチャップ(特定原材料に準じる20品目のうちりんごが含まれている)をつけて食べることになる。いずれも特定原材料7品目は未使用。
今回の2品目追加で、モスで提供される低アレルゲンメニューは3品目となったわけだが、これらには子供向けのセット「低アレルゲンセット」も提供される(価格は単品価格分に210円を追加)。メインメニューにドリンク、オリジナルのおもちゃを添付したもので(フレンチフライポテトは揚げ油を他の食材と共有するため含まれていない)、アレルギー関連からハンバーガーを避けていた子供にも選択ができるようになった。
↑ モスライスバーガー<ポーク>セット イメージ
純粋に米粉商品のもちもち感を好む人にはもちろんだが、アレルギー関連でハンバーガーの類を口にすることができず、来店する機会を逸していた人(特に子供、親子連れ)には嬉しい話ではある。今件商品群が期間限定では無く、通年発売メニューとして導入されるのもありがたいお話。今件新メニューを覚えておくと、外食時には選択肢が広がる人も少なくないだろう。
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