セブン-イレブンのカウンターコーヒー、10月下旬からリニューアルへ・価格据え置き
2014/09/26 08:09
セブン-イレブン・ジャパンは2014年9月25日、同社が提供しているコンビニのカウンターコーヒー「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」について、同年10月下旬から順次リニューアルを行うと発表した。一部九州では先行する形で9月中旬から導入中。コーヒー豆の配合や焙煎を見直すと共に、磨き工程を新たに導入することで、味わいのすっきり感を実現している。価格は従来のまま(【発表リリース;『SEVEN CAFE' (セブンカフェ)』刷新】)。
↑ 左からアイスコーヒー、ホットコーヒー例
↑ セブンカフェ累計販売数(億杯)
「セブン-カフェ」はセブン-イレブンで展開されている、店舗内でドリップを行うカウンターコーヒー。淹れたてのコーヒーが気軽に飲めるのが最大の特徴で、2013年1月から本格的な導入を開始し、2013年9月には原則的に全店舗での導入を完了すると共に累計販売杯数が2億本を突破した。最少量の販売単価が税込100円と購入しやすい額であることも合わせ、売上アップや客単価向上に貢献するだけでなく、店内のアロマ的役割や、ついで買い、そして集客商品としても大いに実力を発揮。昨今ではイートインコーナーを設ける店舗も続々と登場し、さらにコーヒーによく合う商品の独自開発も行うなど、主軸商品としての役割を担いつつある。
今回発表されたリニューアルは、その「セブンカフェ」の歴史においては初の本格的な取り組みとなる。ホットコーヒー・アイスコーヒー双方でコーヒー豆の配合や焙煎の見直しを行うと共に、豆の渋皮を除去する独自工法となる「磨き工程」を新たに導入した。これに合わせて焙煎もより深煎りに変更することで、華やかな香り立ちとコク深さ、そして雑味の無いすっきり感を覚える味わいを実現することに成功している。
昨今では大手コンビニは揃ってカウンターコーヒーを導入し、集客アイテムなどとしての役割を任せつつある。先日ローソンも100円タイプのサイズの提供を発表したことで、コンビニ大手3社は「最少サイズは100円」のコーヒーが揃ったことになり、利用客側の視線では横並び状態となった。このような状況を受け、それぞれのコンビニでは導入済みのコーヒーの品質改善の余念が無く、今回の「セブンカフェ」のリニューアルも、その流れによるものと考えられる。
リニューアルは来月以降とのことだが、果たして新しく生まれ変わった上での味わいは、これまでと比してどのようなものとなるのか。これからホットコーヒーが一層美味しい季節になるだけに、大いに気になるところだ。
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