新幹線開業50周年記念貨幣、百円貨幣の5路線分デザインが発表

2014/10/01 07:44


新幹線鉄道開業50周年記念貨幣財務省は2014年9月30日、新幹線開業50周年を記念して発行される記念貨幣のうち、東海道新幹線・山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線の計5路線に関してデザインを採用した百円クラッド貨幣(2種類の金属を貼り合わせた貨幣)の図柄を発表した。直径は22.6ミリ。残りの路線、秋田新幹線・山形新幹線・九州新幹線・北海道新幹線の図柄は今後改めて機会を設けて発表されることになる(【発表リリース:新幹線鉄道開業50周年記念貨幣の図柄等を決定しました】)。



↑ 百円貨幣の図柄
↑ 百円貨幣の図柄

新幹線(新幹線鉄道)はJR各会社が1964年10月1日に開業した(当時はまだ国鉄、国有の鉄道だった)東海道新幹線の路線開業を初とする、時速200キロメートル以上で走行可能な幹線鉄道。その高速性、安全性を維持するため、在来線とは異なる車両をはじめとする多種多様な技術が導入された上で運営されている。現在では分割民営化されたJR各会社に運営され、路線も東海道以外に東北、上越、北陸、山陽、九州新幹線などがあり、それに加えて在来線を改良したミニ新幹線も登場している。

今回図柄が決まったのは、その新幹線の開業50周年を記念して発行される記念貨幣のうち百円貨幣。すでに先行する形で4月に千円銀貨の図柄が発表されているが、今回それに続く形での図柄発表となる。

発表された図柄は東北新幹線がN700A、山陽新幹線が500系、東北新幹線がE5系、上越新幹線がE4系、北陸新幹線がE7系・W7系の先頭車両部分をやや斜め前から描いたもの。それぞれの車体の上、あるいは下に新幹線の路線名が漢字とローマ字で記されている。また裏面は共通の図柄で、正面から0系新幹線がやや抽象的なデザインで描かれ、「新幹線鉄道開業50年」と記念貨幣であることを示す文字が記されている。貨幣の側面は斜めのギザが採用、素材は白銅・銅、重量は4.8グラム。

発行枚数や引き換え予定時期は現時点では未発表で、今後改めて発表されることになる。また千円銀貨のような予約制では無く、金融機関の窓口で額面価格により引き換えが行われる。

残りの4路線分の図柄と共に、いつからの引き換えが行われるかの発表が楽しみだ。9種類をずらりと並べて悦に入りたい人も多い事だろう。


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