オールLEDなガソリンスタンド、コスモ石油にて登場・消費電力は約半減!
2009/09/17 08:04



LED実験店舗「セルフピュア四街道吉岡」
本サービスステーションはLEDを採用したサインポール・キャノピーサイン(屋根の電飾)に加え、コスモ石油側の意見を取り入れながらシャープがサービスステーション(ガソリンスタンド)向けに開発した「キャノピー照明」を含む屋外照明、屋内照明等、店舗内のすべてに省エネルギー型LED照明を試験的に導入している。今回の全照明の光源LED化は、電気使用量の削減に伴う二酸化炭素排出量の削減に加え、LEDが長寿命であるため廃棄物の削減にも繋がる。
実験店舗に設置しているサインポール・キャノピーサインは、LED化することにより蛍光灯使用時に比べ約8割の電気使用量の削減効果が見込まれ、それ以外の照明は従来照明より約4割の電気使用量及び二酸化炭素が削減されると試算している。リリースにはLED導入前後における電力消費量試算が掲載されているが、それによると「導入前……3万0400キロワット時」「導入後……1万5695キロワット時」となり、約49%の電力量削減が見込めることになる。
LEDの耐久年度や導入コストを考慮した上でコストパフォーマンスを考える必要があるが、CI活動の一環としてアピールできるメリットもあわせて考えれば、十分元は取れる。さらにシャープとの連携関係があるのなら、【セブンイレブンの屋上に太陽光発電・電力買取で環境保護をアピール】で紹介したコンビニのように、平らな屋根の部分に太陽電池を設置してその電力「も」使えるようにすれば、ますます環境への優しさをアピールできたはずだ。今後の展開において、そのような発想が実現することに期待したい。
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