ロッテアイスが来年3月出荷分から値上げ、10%前後

2014/11/06 06:48


ロッテアイスロッテアイスは2014年11月5日、同社のアイスクリーム商品について2015年3月1日出荷分から価格を値上げすると発表した。値上げ対象品目は「爽」シリーズや「クーリッシュ」など計34品目。値上げ幅は10円から40円で10円単位、比率で10%前後となる。値上げの理由についてロッテアイス側ではコスト上昇を挙げている(【発表リリース:ロッテアイス、2015年3月1日出荷分からアイスクリーム価格を値上げ】)。



↑ ロッテアイスの値上げを伝える報道映像。
↑ ロッテアイスの値上げを伝える報道映像。

今回値上げが決まったロッテアイス商品はリリースに言及は無いものの、一部報道(上記映像など)によると34品目、全体の半数ほどにあたる。また値上げそのものは、金融危機ぼっ発に伴い発生した資源高騰に影響を受けて行われた2008年以来7年ぶりのこと。

価格の引き上げは2015年3月1日出荷分から。具体的な価格の引き上げ幅は次の通り。

・現行価格120円……130円に(+8.3%)
 (爽 バニラ、クーリッシュ バニラ他)

・現行価格300円……330円に(+10.0%)
 (爽マルチ バニラ、モナ王マルチ バニラ他。一部対象外商品あり)

・現行価格380円……420円に(+10.5%)
 (ガーナマルチ チョコレートアイスバー他)

※価格はすべて小売価格・税別

値上の理由についてロッテアイス側では、「新興国の経済発展による食料需要の増大やエネルギーコストの上昇に伴う、原材料や資材の価格高騰」「自社内での品質の向上と価格維持のため自助努力の限界を超えた」と説明している。

昨今では原油価格こそ多少の値下げが見受けられるが、各種資源価格の上昇は継続中で、特に新興国の需要拡大に伴う需給バランスの変化による影響は大きい。さらに為替レートの変化も、輸入原材料の利用の際には大きな要因となる。コスト上昇を商品に反映させる場合、大きく分けると「価格上昇・商品内容維持」「価格維持・商品内容減量」の2タイプが想定されるが、今回ロッテアイス側では前者の施策を取り入れたことになる。

巨大な冷蔵庫でもない限り、アイスクリームを買いだめすることは個人ベースでは困難ではあるが、気になる人は値上げ前にストックをしておくのも一つの手かもしれない。


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