江崎グリコも来年3月出荷分からアイスの値上げ
2014/11/11 07:00


↑ 江崎グリコのアイスクリーム製品
今回値上げが発表されたのは、個人向けのアイス商品「ジャイアントコーン」「パピコ」「アイスの実」や、「バニラティエシリーズ」や「マルチパック」などファミリーパックと呼ばれる家族用の商品。現在120円のものが10円値上げの130円、300円のものが30円値上げの330円、380円のものが40円値上げの420円と、ほぼ1割の価格引上げとなる。一部報道によると値上対象商品品目数は全部で35品目とのこと。
今回の値上げの理由についてグリコ側では、製品の主原料である乳製品やチョコレート、油脂、包装資材価格の上昇が続き、社内の合理化や効率化では商品の品質・分量を確保したままの価格の維持が難しくなったためと説明している。また価格値上げと同時に、主力商品のリニューアルを行い、「価値アップ」を行うとしているが、これについて具体的な説明はなされていない。
大手アイスメーカーとしては先日ロッテアイスがやはり同じタイミングとなる2015年3月1日の出荷分から、10%前後の値上げを発表している。国際相場の観点では乳製品価格は昨今大きく値を落ち着かせているものの、その他原材料の価格上昇は継続しており、また包装資材価格など諸経費の高騰化も良く見聞きする話ではある。
主力商品のリニューアルに関しては、今後逐次発表がなされることだろう。
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