明治も来年3月からアイス値上げ、8%から10%ほど
2014/11/13 06:55
明治は2014年11月12日、同社のアイスクリームのうち26品目について、2015年3月1日納品分から価格改定(値上げ)を行うと発表した。値上げ幅は10円から40円(税別)。値上げ率は8.3%から10.5%となる。同社のアイスクリームの価格値上げは2008年3月出荷分以来7年ぶりのこと(【発表リリース:市販用アイスクリーム価格改定のお知らせ】)。
今回明治から発表された一般市販用アイスクリームの価格改定に関して、対象となるのは希望小売価格を設定している21品目、オープン価格で発売している5品目の計26品目。オープン価格で値上げ対象となるのは次の通り。
↑ 価格改定商品のうち希望小売価格を設定している品目21点
オープン価格商品で値上げの対象となるのは、「明治 エッセルスーパーカップミニ 超バニラ」
「明治 エッセルスーパーカップ ミニ クッキーバニラ」「明治 エッセルスーパーカップ ミニ 抹茶・チョコチップバニラ」「明治 ファミリア バニラ」「明治 ファミリア バニラ&チョコ」の計5品目。
値上げの理由について明治側では「主原料の乳原料や植物性油脂などの価格上昇」「エネルギーコストの高止まり」を起因とし、企業努力の範囲では吸収できない状況になったためと説明している。
アイスクリームを発売している主要企業では先日からロッテアイス、江崎グリコ、森永製菓が相次ぎ値上げを発表している。いずれも2015年3月1日出荷分からのもので、タイミングとしては横並びとなる。乳原料は幸い国際価格を見る限りでは最近になって価格も下落安定の動きを示しているものの、その他原材料やエネルギーコストは高止まりが続いている。今後他メーカーも追随する動きを示すことになるかもしれない。
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