セブン-イレブンのレジ横ドーナツ「セブンカフェ ドーナツ」正式発表、来年8月末までに全国展開へ

2014/11/28 07:11


セブンカフェ ドーナツセブン-イレブン・ジャパンは2014年11月27日、コンビニのセブン-イレブンが同年10月末以降関西地区店舗を皮切りに、いわゆるレジ横でドーナツを陳列して販売する「セブンカフェドーナツ」を逐次導入し、2015年8月末までには全国展開を行うと発表した。価格は1つ100円から110円(税込)。専用工場で揚げ、各店舗に配送される。店内では一定温度が保てる専用の什器内に陳列され、複数購入時には持ち帰り用のBOXも別途用意する(【発表リリース:セブンカフェ ドーナツ新発売!】)。





↑ 発表会の内容を伝える報道映像。
↑ 発表会の内容を伝える報道映像。【直接リンクはこちら:セブン-イレブン、レジ横で販売するドーナツの新商品発表(14/11/27) 】

セブン-イレブンでは以前からレジ横商品の一環としてドーナツの販売を模索していたが、カウンターコーヒーのセブンカフェの導入が本格化し好評を博するようになると共に、実証実験的な試験導入も活性化、今年夏以降になると試験導入店舗も増え、遭遇レポートも良く見かけるようになった。フランチャイズ様式のドーナツを主体にした軽食チェーン店が複数展開されていることからも分かる通り、コーヒーとドーナツは相性の良い存在として知られている。セブンカフェの成功が確かなものとなった以上、ドーナツの正式な本格導入も時間の問題と言われていた。

リリースによると販売される「セブンカフェ ドーナツ」は店舗内で揚げるのではなく、全国に24か所ある専用のパン工場で製造され、専用工場で1日2回揚げられる。ドーナツの商品特性に合わせた製造方法を採用しており、ざくざく感・ふんわり感・もちもち感と、食感によって製造方法を変えている。オイルには生地に甘みを覚えさせる、低トランス酸の専用オイルを使用。揚げられたドーナツは製造後3時間以内に店舗に配送されるが、その際にも商品特性に適した包装形態を採用し、極力品質の維持が成されるよう工夫が凝らされている。

↑ 配送方法。ドーナツのタイプによって包装形態を使い分けている。
↑ 配送方法。ドーナツのタイプによって包装形態を使い分けている。

店頭ではレジ横(レジカウンター)で「セブンカフェ」と合わせて展開。コーヒーとの組み合わせ購入、ついで買い購入を誘引させる。また温度を27度以下、湿度を一定に保てる専用の什器を用い、その中にドーナツを展示し、中華まんのように店員に取ってもらう販売スタイルを取る。持ち帰りの包材は耐油性のものを使い、1つずつ別途包み込む形で提供されるのに加え、6個から7個が収まる持ち帰り用BOXも別途用意し、複数購入しギフト的に用いる場合にも対応する。

販売されるドーナツの種類はオーソドックスなものから、アレンジを施したものまで多種多様だが、奇抜な、派手さを見せるものは無く、安心して選択できる、定番的なものを取りそろえた感はある。価格は1つ100円から110円(税込)で、商品展開の狙い「気軽についで買い」が出来る価格帯としている。

↑ 商品の一例(地域限定アイテム含む)
↑ 商品の一例(地域限定アイテム含む)

関西地区の店舗から順次展開されることもあり、今回公知されたリリースでは関西限定アイテムを中心にラインアップが示されているが、先行展開された店舗の情報では、この他にもちもちリング、いちごオールドファッション、リングドーナツ、ダブルチョコ、ホイップドーナツの存在が確認されている。また全国展開開始後も導入されるかは不明だが、今流行のクロワッサンドーナツ的なものも販売されていたとの話もある。これらのラインアップから、地域によって異なる種類が選択され、什器に並べられることになる(恐らくは1店舗あたり6種類位だろう)。

上記の通りコーヒーとの相性はすこぶる良く、単価や分量、持ち運びの良さなども合わせ、「ついで買い」にはもってこいのアイテムといえるドーナツのレジ横での本格導入。セブン-イレブン自身はもちろん同業他社、そしてドーナツを中心とした軽食チェーン店の動向も合わせ、大きな動きを引き起こすことになりそうだ。


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