ハウスバーモントも値上げだよ・ハウス食品、家庭用ルウ製品やレトルト、デザートなどの価格値上げへ
2014/11/29 08:45
ハウス食品は2014年11月28日、同社の家庭用ルウ製品やレトルト製品、デザート製品の価格について、2015年2月16日の出荷分から改定(値上げ)を行うと発表した。対象商品はあわせて159品目。理由について同社側ではコストの上昇が自社努力の限界を超えたことなどを挙げている(【発表リリース:家庭用ルウ製品・レトルト製品・デザート製品価格改定のお知らせ】)。
↑ 価格改定の概要(オープン価格製品は出荷価格の改定が行われる)
今回値上げが決まった製品は、家庭用ルウ製品が82品目(バーモントカレー、ジャワカレー、シチュークスなど)、家庭用レトルト製品が68品目(カレーマルシェ、ザ・ホテル・カレーなど)、家庭用デザート製品が9品目(200グラムフルーチェなど)の計159品目。それぞれ税別希望小売価格で約8%・約10%・約8%の値上げとなる。実際には商品毎に値上げ幅・率は異なる。またオープン価格の製品は出荷価格の改定が行われるため、実小売価格もそれに連動する形で引き上げられることが予想される。なお価格据え置き・分量削減の実質値上げ的なスタイルは行われない。
具体的な値上げ幅だが、例えば230グラムのバーモントカレー・甘口は295円が318円となり23円プラス、200グラム麻婆豆腐の素・中辛上海風は200円から220円となり20円プラス、200グラムフルーチェ・イチゴは180円が194円となり14円のプラスになる。
今回の値上げの理由についてハウス食品側では、原材料や包装材料価格の上昇に加え、物流費やエネルギーコストの高騰が相次ぎ、今後もその傾向が続くことが予想される現状にあること、これまでの企業努力だけでは価格維持が大変厳しいことを挙げている。
昨今では来年春からの値上げ実施を発表する食品メーカーが相次いでいる。いずれも理由として、原材料費やエネルギーコストの上昇から成るコストの上昇が、企業努力だけでは対応しきれない現状に対応するためとしている。来年春に向けて、今後もいくつかのメーカーで同様の発表が成されることだろう。
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