ある時は車いす、またある時はベッド、その実態は……自立生活支援ロボット「ロボティックベッド」
2009/09/19 09:47


ロボティックベッド
従来介護の必要な人がベッドに寝ている状態から車いすなどの移動器具に移るためには、介護する人の労力や介助が必要なだけでなく、ベッドから移動器具へ移動する際に転落のリスクを伴うものでもあった。そこで「介護の必要な人自身が操作できる」「ベッドから車いすへの移動が不必要」という、ベッド・車いすを別途用意した場合は不可能に見える問題をクリアすべく考え出されたのが今回の「ロボティックベッド」。
「ロボティックベッド」に用いられている技術は次の通り。
1.ベッド/車いすの操縦を安全にアシストするロボット制御システム化技術
ベッド/車いすの変形に伴うパーツの分離・合体は、ロボットが自動で行う。車いすの状態の運転では、人や障害物を安全に回避誘導する。
2.予め習熟しなくてもロボットの操作が簡単にできるロボットインターフェース技術
対話型インターフェース機能により、ベッド形状から車いす形状に変化させることができる。車いすでは、利用者が直感的に使うことが出来るコントローラーにより、車いすとベッドの合体指示や、車いすの運転を簡単に行うことができる。
3.利用者の姿勢に応じ、ベッド形状を変化させる人体サポート技術
ベッド/車いす、それぞれの使用形態に応じ、クッション形状を変化させ最適化するだけでなく、利用者の寝返りをアシストし床ずれを防止する。
4.利用者の体勢に合わせた制御が可能な情報提供インターフェース技術
テレビ視聴をはじめ、ネット家電との連携や、セキュリティカメラの確認も可能な情報インターフェース「ロボティックキャノピー」を搭載。ディスプレイ部は姿勢に応じて位置を変え、車いす分離時は安全に跳ね上がるため、利用者の活動をより快適にする。
ベッド/車いすの変形に伴うパーツの分離・合体は、ロボットが自動で行う。車いすの状態の運転では、人や障害物を安全に回避誘導する。
2.予め習熟しなくてもロボットの操作が簡単にできるロボットインターフェース技術
対話型インターフェース機能により、ベッド形状から車いす形状に変化させることができる。車いすでは、利用者が直感的に使うことが出来るコントローラーにより、車いすとベッドの合体指示や、車いすの運転を簡単に行うことができる。
3.利用者の姿勢に応じ、ベッド形状を変化させる人体サポート技術
ベッド/車いす、それぞれの使用形態に応じ、クッション形状を変化させ最適化するだけでなく、利用者の寝返りをアシストし床ずれを防止する。
4.利用者の体勢に合わせた制御が可能な情報提供インターフェース技術
テレビ視聴をはじめ、ネット家電との連携や、セキュリティカメラの確認も可能な情報インターフェース「ロボティックキャノピー」を搭載。ディスプレイ部は姿勢に応じて位置を変え、車いす分離時は安全に跳ね上がるため、利用者の活動をより快適にする。
写真を見ればお分かりのように、車いすを変形可能にしてベッドの中央部に組み込ませるようにし、そのままベッドと一体化させる仕組みを採用している。まるで組み木パズルや変身ロボットのような発想は、いかにも日本の開発らしいものといえる。
耐久性や操作性、コストなど越えるべきハードルはまだ多いだろうが、福祉介護問題を改善の方向に導く一つの方法として、注目すべき技術といえよう。
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