ハーゲンダッツジャパン、来年3月から価格引上げ・税別で3%強

2014/12/15 15:42


ハーゲンダッツハーゲンダッツ ジャパンは2014年12月15日、同社商品について、2015年3月1日出荷分から希望小売価格を改定(値上げ)すると発表した。商品カテゴリー単位の値上げで、税引き価格が9円分から25円分引き上げられる。価格値上げの理由について同社側では原材料費や梱包、エネルギーコストなど各種コストの上昇が続き、企業努力だけでは吸収しきれなかったことを挙げている(【発表リリース:希望小売価格改定のお知らせ】)。



↑ ハーゲンダッツ商品カテゴリ
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今回ハーゲンダッツジャパンから発表された値上げは、2015年3月1日出荷分から適用されるもの。値上げは商品のカテゴリ別に行われ、具体的には次の通りとなる。

・ミニカップ……263円 → 272円

・クリスピーサンド……263円 → 272円

・クランチークランチ……263円 → 272円

・パイント……740円 → 765円

※すべて税別価格

金額にして通常商品は9円、ホームタイプサイズの大型カップは25円の値上げとなる。引き上げ率は双方とも3%強。

今回の値上げについてハーゲンダッツジャパン側ではその理由として、「アイスクリームの種原材料である乳原料、副原料の農作物の需要ひっ迫や価格の高騰」「包装資材価格の上昇」「エネルギーコストの上昇」などを挙げている。そしてこれまではこれらコストの上昇について経営合理化による企業努力で手当てしてきたが、これ以上の内部対応では困難と判断し、今回の決定に踏み切ったとしている。

昨今食品大手メーカーが相次ぎ来年3月1日出荷分からの価格の引上げを発表しているが、理由はほぼ一致しており、原材料価格の需要の高まりなどに伴う国際的・国内での価格上昇と、人件費や梱包材など各食材以外の部分の価格上昇、さらには電気代やガソリン代をはじめとしたエネルギーコストのアップ、そして人件費の増加を挙げている。為替の変動も小さからぬ要因ではあるが、食材が各種国際価格ベースでこの1年ほどの間、大きく値を上げていたのも影響が大きい。

大手アイスメーカーも相次ぎ同じタイミングでの値上げをすでに発表している。品質維持のためには是非もなしというところか。


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