ラベルは緑で新境地・ステビアの甘味料を使った新コーラ「コカ・コーラ ライフ」発売
2015/01/28 07:23
日本コカ・コーラは2015年1月27日、「コカ・コーラ」のボトル誕生から100周年を迎える今年の記念商品として、砂糖とステビア(南アメリカ原産の多年草。甘味料として用いられる)を使い植物由来の甘さでカロリーオフ(100mlあたり20キロカロリー以下)の新商品「コカ・コーラ ライフ」を同年3月9日から発売すると発表した。価格は1.5リットルペットボトルサイズが320円、500ミリリットルが140円、300ミリリットルが115円(いずれも税別)(【発表リリース:「コカ・コーラ ライフ」2015年3月9日(月)から全国で新発売】)。
↑ コカ・コーラ ライフ
今回登場する「コカ・コーラ ライフ」は、砂糖とステビアの葉から抽出された植物由来の甘味料を用いたのが最大の特徴な「コカ・コーラ」。これにより「コカ・コーラ」ならではの旨みをカロリーオフで実現することとなった。昨今では自然派志向が高まり、熱量が低い飲食品を求める傾向が強く、健康的な生活を送ることに気をかけている人が増えていることから、その人たちに向けて「炭酸飲料の新しい選択肢」を提案する形での登場となる。なおリニューアルなど細かい新商品展開は行っているものの、「コカ・コーラ」ブランドでは「コカ・コーラ ゼロ」が2007年に登場して以来、実に8年ぶりの新製品の展開となる。
「カロリーオフ」とは100mlあたり20キロカロリー以下の商品で使える言い回しだが、「コカ・コーラ ライフ」ではステビアを活用することで19kcal/100mlを実現。先行発売されているアルゼンチン、チリ、イギリス、スウェーデン、アメリカ、メキシコ、フランスなどでは評価を受けており、今回日本でも登場することとなった(日本で発売される「コカ・コーラ ライフ」は日本で製造されている)。
ビジュアル上の最大の特徴は、ラベルやキャップ部分に、コカ・コーラ商品のイメージカラーとなる赤では無く、緑を採用している点。これは説明によると「独特な製品価値を表すブランド・アイデンティティとして、店頭で他のコーラ飲料と並んだ場合でも目立つように」との配慮からのもの。要はデザイン面ではコカ・コーラには違いないものの、熱量的には既存のコカ・コーラとは別物であることを強調したい思惑を体現化したことになる。
昨今では日本に限らす世界各国で健康志向が高まり、熱量が気になる炭酸飲料は敬遠される傾向にある。今回の「コカ・コーラ ライフ」はそのような状況を踏まえ、熱量をさほど気にせずに口に出来るコーラを、との提案型商品に違いない。色を赤から緑に変えたのも、単に既存商品とは異なることを強調したいだけでなく、自然志向・健康志向をアピールしたい思惑もあるのだろう。
果たしてどこまでその発想が今の日本市場に受け入れられるのか。味わいそのものと共に、大いに注目したいところだ。
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