大型ペットボトルがより持ちやすく、つぶしやすく…コカ・コーラシステムが「ペコらくボトル」採用
2015/02/11 09:31


↑ 「ペコらくボトル」コンセプトイメージ
利用の気軽さや保存性、まとめ買いの便宜性などから大型のペットボトルは普及が進んでいるが、一方で使用後の空き容器のかさばり具合、邪魔な状況には多くの人が難儀させられている。誰もが一度ならずとも、飲み終えたミネラルウォーターやお茶の大型ペットボトルの空き容器の取扱いに悩んだ経験があるはずだ。自治体ではペットボトル容器の回収頻度は高くなく、自宅でストックし続ける必要があり、場所をとってしまう。かさばる容器を目の前に、潰すこと自身が結構苦労させられるし、出来れば今まで以上に小さく、それこそ紙ごみのように体積を圧縮できればとため息をついたことも一度や二度ではあるまい。
今回登場する「ペコらくボトル」はこれらの需要に応えるべく開発されたもの。重量は29グラム(2リットルサイズの場合)。角柱型のデザインを採用することで、対角線方向に軽く力を入れれば簡単に潰すことができる。対角線方向に潰した後、底を折り曲げたサイズは従来の2リットルペットボトルに比べて、約半分となる。また潰しやすさやだけでなく、容器デザインに改良を重ねることで利用中における注ぎやすさという便宜性も兼ね備えることとなった。

↑ 2リットルサイズの潰す前と潰したあと

↑ 2015年2月23日からペコらくボトルを導入する製品群
「ペコらくボトル」は1.5リットル、2リットル、2.2リットルサイズのペットボトルに導入される。対象商品は爽健美茶、綾鷹、綾鷹まろやか仕立て、太陽のマテ茶、からだ巡茶、煌、一(はじめ)茶織。太陽のマテ茶とからだ巡茶は2リットルペットボトルのみで採用される。採用されたボトルには共通のロゴマークが印字され、採用されたことを改めてアピールすることとなる。
今件のような潰しやすいタイプのペットボトルはミネラルウォーターの類で導入されるのが一般的で、お茶部門での先行導入は珍しい。もっとも今後同社では、水部門やスポーツドリンク部門にも採用していくとのこと。具体的な潰しやすさ、取り扱いのし易さは、結局のところ自分自身で確かめてみるしかないわけだが、従来の体積に比して約半分という値は魅力的に違いない。また、形状の変更に伴う「注ぎやすさ」がどれほどのものかも気になるところだ。
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