健康志向充実モード突入・ローソンが健康配慮のお弁当やパスタを続々展開へ

2015/04/01 07:11


いろいろ野菜とチキンの生パスタ バジルソース添えローソンは2015年3月31日、栄養バランスを重視して健康に配慮したお弁当やパスタなど合わせて10品目を、同社店舗(ローソンストア100、ローソンマートを除く)において同日から順次発売すると発表した。それぞれの商品種類ごとに栄養素などのガイドラインを設け、それに沿った形でのメニュー開発を行っているのがポイント(【発表リリース:健康に配慮した弁当やパスタなど10商品を順次発売】)。



↑ 商品種類ごとの栄養素などの設定基準
↑ 商品種類ごとの栄養素などの設定基準

ローソンでは2001年に健康志向に重点を置いた商品の品ぞろえを行うナチュラルローソンを開店して以降、健康志向の商品を続々と行い、2014年度ではその方針に基づいて開発された商品の売上高は1180億円を突破するまでに至った。今年度、つまり2015年度においては健康に配慮した弁当などに加え、ブラン(小麦の表皮)を用いたパンの全面改良や、ナチュラルローソン健康菓子の取扱い拡大などを実施し、オリジナルの健康志向商品の取り扱いを増やし、「マチの健康ステーション」の実現に向けて取り組みを強化するとのこと。

今回展開されるメニュー群は、それらの動きによる、ローソンがかねてから推し進めていた健康志向の商品開発・販売の方向性に従った品々。上記表にある通り、商品種類ごとに栄養素などのガイドラインを設け、それに沿う形で商品の開発を実施、各メニューとして展開することになる。

↑ 3月31日発売開始商品
↑ 3月31日発売開始商品

↑ 4月7日以降に発売開始の商品
↑ 4月7日以降に発売開始の商品

色合いなどの面で一部地味さを覚えるものもあるが、栄養的には各ガイドラインに合わせたもので、健康志向にマッチしているという付加価値を見出す品々となる。

今メニュー群の発売に前後し、3月31日以降ローソンがすでに発売している健康志向商品のリニューアルや増強も実施される。ブランを用いたブランパンシリーズは同日以降主原料のミックス粉を、これまで用いていた米の外皮と小麦の外皮を中心とした配合から、米の外皮とオーツ麦の外皮を中心とした新しい配合へと改良する。また2014年5月から販売を開始しているナチュラルローソンブランドの健康菓子シリーズにおいては、3月31日以降順次新商品を発売し、11品目を追加、一部差し換え品などもあわせ、全部で29種類での展開となる。さらには4月14日から「生きて腸まで届くビフィズス菌ドリンクヨーグルト」3種(プレーン、ストロベリー、ブルーベリー)の発売も始まる。

昨今ではコンビニやファストフードなどにおける新商品のトレンドとして「健康志向」「抹茶」など、どちらかといえば女性や中堅層以降に主軸を合わせたものが数多く見受けられる。顧客層の拡大や消費性向の変化に合わせたもの、新市場の開拓的なニュアンスもあるのだろう。やもすればこれまでのコンビニにおける商品としては想像がつきにくい「健康志向」に重点をおいた今回の商品群も、その時代の流れの最先端を行くものとして、注目を集めるに違いない。


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