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電車内優先席付近での携帯電話マナー、「優先席付近では、”混雑時には”携帯電話の電源をお切りください」に変更…JR東日本など関東甲信越東北の鉄道で
2015/09/18 04:47


↑ 携帯電話使用マナーに関する告知ポスター
電車内の優先席付近で携帯電話の電源を切るようにとの呼びかけは、携帯電話の電波が埋め込み型の医療機器に影響の懸念があるとして導入された。しかし導入当時と異なり3G以降の携帯電話(スマートフォン含む)ではそのリスクも大幅に軽減。総務省では新ガイドライン「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」を2014年8月に発表し、距離の指針をこれまでの22センチ程度以上だったものから、15センチ程度に短縮している。
これを受けて関西圏での鉄道事業者各社は2014年7月から呼びかけ内容を「優先座席付近では携帯電話の電源をお切りください」から「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」と変更していた(【西日本鉄道各社では「優先座席付近では”混雑時には”携帯電話の電源をお切りください」に変更へ】)。今回の関東甲信越東北の鉄道事業者における変更も、それに続くものとなる。理由も同様で、従来の「22センチ程度」では通常の利用状況でも抵触してしまう可能性があるのに対し、「15センチ程度」ならば利用客同士の身体が触れ合う程度の混雑で抵触しうることによる。
各社では今後上記にある共同ポスターを掲出すると共に、優先席付近でのステッカーの貼り出し、車内放送による案内も変更実施していくことになる。
一方、優先席付近以外における、「マナーモードの設定、通話は遠慮することに関するお願い」は継続。こちらは総務省の電波関連のガイドラインとは別で、単純に周囲の利用客の迷惑となる可能性が高いことによる。
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