ホンモノのきかんしゃトーマス日本で初走行、大井川鉄道で来年夏実施
2013/11/18 11:55


↑ リリースに掲載されている「Day out with Thomas」のトーマス号
↑ イギリス・ハンプシャー州にあるThe Mid Hants Railway Watercress Lineで開催された「Day out with Thomas」の映像。【直接リンクはこちら:Day Out with Thomas - Watercress Line】
「きかんしゃトーマス」とは1984年から放送が始まった、イギリス発の鉄道模型を利用した幼児向けの人形劇テレビ番組。人間のように感情を持ち、正面に顔を抱いた機関車や車両、そしてそれらの車両を有する鉄道会社で働く人たちの姿を描いている。
そのトーマスたちを現実の車両で再現し、「きかんしゃトーマス」の世界観の中で鉄道を親しめるイベントが「Day out with Thomas」。同作品発祥の地、イギリスでは各鉄道で作品そのものと鉄道機関への知名度・親近感を啓蒙する場として頻繁に行われており、子供を中心に好評を博している。
今回大井川鉄道で開催が決まった「Day out with Thomas」は、日本はもちろんアジアでも初めてとのこと。同社が有する蒸気機関車C11-227に「きかんしゃトーマス」の意匠(そのものを表す形状やデザイン)を施し、リアルな蒸気機関車の「きかんしゃトーマス」を実現させる。
走行開始は2014年夏を予定。同路線の新金谷駅と千頭駅の間を1日1往復することになる。また、未就学児を中心に全国のトーマスファンの子供達はもちろん、蒸気機関車ファンや鉄道ファンでも話題に登るようなイベントを計画中とのこと。詳しい日程・イベント内容については、今後随時同社ウェブサイト上で公開していく。
きかんしゃトーマスを模した子供向け鉄道玩具「プラレール」の盛況ぶりやテレビアニメでの人気を見るに、これまで日本で「Day out with Thomas」の開催が無かったのは不思議な話。蒸気機関車の整備などが問題だったのかもしれない。ともあれ、今回展開が決まったリアルな「きかんしゃトーマス」の登場を心から待ち望みながら、続報に注目したいところだ。
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(c) 2013 Gullane (Thomas) Limited.
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