選択的夫婦別姓「賛成」57%、「反対」22% 毎日新聞世論調査への解説コメント

2024/06/23 18:46



内閣府の「家族の法制に関する世論調査」によると、法的に婚姻状態にある夫婦が同じ名字を名乗らねばならない現行の法令制度に関し、現状を維持すべきだとする意見27.0%、夫婦が婚姻前の名字を名乗ることを希望していた場合、それぞれ婚姻前の名字を名乗ってもよいように法律を変えても構わないとする意見は28.9%なのに対し、夫婦が婚姻前の名字を名乗ることを希望していても、夫婦は必ず同じ名字を名乗るべきだが、婚姻によって名字を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めた方がよいとする意見は42.2%にも達しています。

調査の経年推移でみると、近年になるに連れて現行法維持の意見が減り、選択的夫婦別姓を望む声が増える傾向があり、前回2017年時点の調査では選択的夫婦別姓が42.5%と最大多数を示していましたが、直近の2021年では通称の法的容認派が最大多数となっています。

選択的夫婦別姓とはいうものの、数年前に話題に上った時は、国会議員ですら選択しないことへなじりを入れたり嫌がらせをするような風潮があった以上、一部界隈の騒ぎで半強制的な動きが生じるのは、日の目を見るより明らかです。直近調査で「夫婦が婚姻前の名字を名乗ることを希望していても、夫婦は必ず同じ名字を名乗るべきだが、婚姻によって名字を改めた人が婚姻前の名字(姓)を通称としてどこでも使えるように法律を改めた方がよい」が大きく伸びたのも、その辺りの話を見聞きしたのが一因なのかな…と思ったりもします。

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