国民の過半数が賛成の「選択的夫婦別姓」が実現しないのはナゼ?への解説コメント

2024/06/30 14:03



内閣府の「家族の法制に関する世論調査」によると、夫婦の姓に関する現行制度に関して、

A…現行通り
B…夫婦別姓選択
C…旧姓を通称で使えるよう法を改める(通称法)

の選択肢から選んでもらったところ、

現行通り…27.0%
夫婦別姓選択…28.9%
通称法…42.2%

の結果が出ています。

男女別では男性は現行通りの値が夫婦別姓選択より多く、女性はその逆が出ていますが、いずれも通称法が最大。

年齢階層別では、男性は若年層ほどおおよそ夫婦別姓選択が多く現行通りが少なく、年齢と共に現行通りが増加し50代で両者の値は逆転しますが、70歳以上以外ではすべてで通称法が最大値となります(70歳以上は現行通りが約半数)。

女性は男性よりも夫婦別姓選択の値が大きく、18~29歳と40代では夫婦別姓選択が最大値。

経年推移では夫婦別姓選択が漸増していましたが、直近調査では通称法が大きく伸びました。

夫婦別姓選択制については数年前に話題に上った際に、「選択」であるにもかかわらず半ば強要するように嫌がらせをする動きが多分にあったことが、通称法の値が大きく増えた要因としてあるのではないかなというのが個人的感想。夫婦別姓選択制のよしあしは別として、宗教的な動きを示しているのが、煙たいのですよね。

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