国民健康保険が「高すぎる」 納付額の公開がまさかの“炎上”、投稿者の本音「疑問を持つことさえいけないのか」への解説コメント

2024/07/03 17:18




家計調査などから勘案すると、国民健康保険料などの社会保険料が高く見えるのは事実です。実収入に占める比率を計算すると、1953年時点では直接税が8.5%・社会保険料が2.4%だったのに対し、2022年ではそれぞれ8.2%・10.8%となり、社会保険料の負担が大きく増えています。この値は年々増加しており、前世紀末あたりで直接税の比率を社会保険料が追い越す次第となっています。消費者物価を考慮しても、社会保険料は1953年あたりの負担から6倍以上に増加していることが確認できます。これが可処分所得の目減りに影響しているのは紛れもない事実です。また、それについて悩み、疑問を持つのもごく普通の話でしょう。

一方でその疑問を不特定多数に向けて伝えるべきかについては、また別の問題です。

なお保険料は、その保険に入っている安心感を得るための料金も含まれていると考えるべきでしょう。

今件、ほぼリアタイで見る機会があったけど、確かに国保が高いのは事実なのですよね。ただそれを無知な理解の上で、それを不特定多数に公知すれば、ツッコミが入るのは当然なわけで。疑問を持つこと=疑問を不特定多数にむけて情報発信すること ではないのですよね。この辺、SNSの利用に慣れていると勘違いしがち。思うことと、ポストすることはまったくの別ものです。

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