子ども時代に「ディズニーランド」に行ったことがあるかどうかで全然違う「意外な格差の実態」への解説コメント

2024/07/10 16:32



例えば、総務省の社会生活基本調査で子供世帯でのキャンプの世帯年収別行動率は次の通り(万円、%)。

300未満…4.8
300~499…8.7
500~699…9.6
700~999…10.6
1000~1499…11.7
1500以上…13.4

高年収の世帯ほど、行動率が高くなります。

一方で、明示の「体験」は高年収世帯の機会が多いのですが、文科省「21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について」や「体験活動事例集」などによれば、「小学生の頃に体験活動の機会に恵まれていると、高校生の頃の自尊感情が高くなる傾向」があるものの、「家庭の経済状況などに左右されることなく見られる」と明記されています。また「体験活動」そのものも、単に「自分の身体を通して実地に経験する活動のことであり、子どもたちがいわば身体全体で対象に働きかけ、かかわっていく活動のこと」とされています。

令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~ https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00738.html 

とか

体験活動事例集-体験のススメ-[平成17、18年度 豊かな体験活動推進事業より] https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055/003.htm

とかね。関連本が出たからでしょうけど、子供の体験活動とか体験格差って、お金がかかる・高年収世帯が高率でやりそうな事だけにスポット当てて騒いでる雰囲気が強いけど、その騒ぎの中で「文科省もそういってる」と指摘している文科省の資料の限りではそうではないのですよね。

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