【貯蓄】かつて「老後2000万円」問題だったはずが、最近は4000万円と言われている…?正直、みんな貯蓄できているのですか?への解説コメント

2024/07/14 17:09



「老後資金2000万円問題」は具体的には高齢夫婦無職世帯の家計収支で月額5万4519円の赤字なので、老後30年を維持するには12か月×30年で1962.7万円が不足だからという話。ただしその仮定条件で、同世帯の平均金融資産は2477万円、生命保険などを除いても2070万円で、不足に悩む必要はなし。つまり「仮定条件下では2000万円必要になるが、その条件下ではすでにその金額は用意済みで、取り崩すのみ」なのです。

さらに「4000万円問題」とは、2000万円問題の誤解釈をベースに、消費者物価指数が年3.5%アップし続けた場合、20年後に約2倍の4000万円必要になる試算で、誤解釈の前提から架空の設定を積み重ねた話な次第です。

前提となる家計調査の値は毎年前後しています。直近の2023年分なら月37916円で計1365万円不足。その世帯の貯蓄は2656万円となり十分足りている試算となります。

正直なところ、2000万円だろうが4000万円だろうが、その仮定の条件下においては、必要な貯蓄が用意されているという前提であるにもかかわらず、足りない足りないとばかりに不安を煽ってネタにしている感が強く、このたぐいの話は要注意としかいいようがありません。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー