出生率0.7の韓国より日本の少子化が“深刻”な理由 世界トップの「無子率」と「理想とのギャップ」への解説コメント

2024/07/16 17:44



韓国の出生率の急落は世界的なレベルで注目を集めており、日本でも厚労省の人口動態統計の参考表に主要国の具体例として取り上げられています。それによると、2023年発表分では韓国は、(カッコ内は日本の値)

婚姻率…3.7(4.1)
離婚率…1.80(1.47)
出生率…5.1(6.3)
死亡率…6.2(12.9)
合計特殊出生率…0.81(1.26)

となり、日本よりさらに数字が悪化している状態です。

韓国の出生率の急落(OECD加盟国で最下位)についてジェトロでは若年層の結婚・出産意欲が減退している背景として

・結婚が出産の前提な文化
・結婚の際には男性が女性の実家へ金銭的負担をする文化があり、物価の高騰(特に地価の高騰)で結婚を断念している
・1970年代以降、男児の出生比率が上昇
・不安定な経済的基盤
・都市部への人口集中
・女性の社会的地位向上

などを挙げています。

2022年の合計特殊出生率0.78の背景(韓国)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/3064013bb970cd4d.html

韓国の出生率急落の話は結構詳細な分析があちこちでされていて、その内容は少なからずにおいて日本と近しいものもあるので、大いに参考になる…というか、他山の石とすべきものだと思います。

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