皮なし「カットスイカ」市場拡大 〝くし型〟から〝ブロック〟へ への解説コメント

2024/07/16 17:48



今件のカットスイカに限らず、カット系食品は堅調です。ここ数年はチェーンストアの業界団体による月次販売統計報告書において、カット野菜やカットサラダ、カットフルーツが好調との言及が確認できます。具体的数字は挙げられていませんが、1年以上継続して同じ動きを見せているところから、単なる一時的な動きではないことがうかがえます。

JC総研の野菜や果物の消費行動に関する調査によれば、カット野菜を購入する理由として、「料理の手間が省ける」「すぐに食べられる」「量が適量」「色々な野菜が食べられる」「値段がお手頃」などが上位にあります。今件のスイカも同様のメリットを見出された上での動きでしょう。個人的にはおしゃれ感もプラスしているように見えます。

指摘されている量の適度さもポイントです。世帯人数の減少や高齢化で、一度に食べきる分量が減り、小分け品の需要が高まっているのは、あらゆる食品にあてはまります。

毎月報告しているチェーンストア協会のレポートで、必ずと言ってよいほど登場するカット野菜などのカット系食品。時々前年同月の反動でネガティブな結果となることもあるけど、大抵はポジティブなセールス。はじめはカット野菜だけの言及だったけど、最近はカットフルーツやカットサラダなども登場し、バリエーションが増えてきたのだなという実感。

本文記事で指摘されている「少分量化のメリット」はなるほど感。いわゆるステルス値上げとして揶揄されることが多い、少量化や小分け化の主要因は、カット野菜などにも当てはまるのだな、と。

実際、個人ベースでスイカを買うとなれば、カットスイカをチョイスしてしまうでしょうね。

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