エアコンのない特別教室「サウナのよう…」 猛暑で広島市内の学校現場ため息 低い設置率、増やす動きもなくへの解説コメント

2024/07/16 17:52



文科省の「公立学校施設の空調(冷房)設備の設置状況について」(2022年9月現在)によると、冷房設備の設置状況は次の通り。

小中学校
 普通教室…95.7%
 特別教室…61.4%
 体育館等…11.9%
高等学校
 普通教室…94.1%
 特別教室…53.0%
 体育館等…8.1%

本文に指摘の通り、普通教室と比べて特別教室における冷房設備の設置は遅れているのが実情です。経年推移で見ると、例えば小中学校の場合、2年前と比べて普通教室は+2.9%p、特別教室は+5.9%pと、設置率が漸増しているのには違いありませんが、特別教室が普通教室レベルに達するのには、まだしばらく時間がかかりそうな雰囲気です。

同資料では空調設備設置の経費の一部(原則1/3)の国庫補助を行うともしています。

特別教室への設置が遅れているのは、やはり予算の問題でしょうね。設置費だけでなくランニングコストもかかる。広い教室が多いので、空調設備もコスト高になる。気温上昇という現実がある以上、我慢しろという根性論も通用しがたく。

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