毎日新聞、9月に富山で配送休止 全国初、取材体制は維持への解説コメント

2024/07/17 18:39



日本新聞協会の公開データによれば、富山県の世帯あたり日刊紙部数は0.80部で、これは島根県の0.81部に続く高い値を示しています(全国平均は0.49部、東京都は0.38部)。富山県ではむしろ、新聞は普及率が(他所と比べて)高かったことになります。

一方で日本ABC協会「新聞発行社レポート 半期」の公開値の限りでは、毎日新聞は北海道・東北地方と並び、中部地方で弱い傾向があり、富山県に限れば世帯普及率はわずか0.2%でしかありませんでした(読売は13.6%、朝日1.0%、日経1.8%、産経0.1%)。都道府県別の購読世帯数も、毎日新聞に限れば沖縄県に次いで少ない値(3ケタ世帯数)でしかありません。

費用対効果を考えれば、休止も止む無しかと思われます。ただ、この水準で休止をするとなると、毎日新聞に限ってもあと数地域、同様の措置を取る必要が出てきそうなのが実情です。

…実際のところ、富山県での毎日新聞の購読世帯数は720世帯で、これは沖縄県の211世帯に次いで低い値。そして富山県がアウトになったのが世帯数のみでの勘案となると、沖縄県や高知県(999世帯)、石川県(1134世帯)、福井県(1181世帯)も危ういかな…という雰囲気ですね。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー