中国人「日本人、遅れすぎでヤバい」…いまさら「渋沢栄一の新一万円札」に喜ぶ「まだ20世紀の国」の哀しさへの解説コメント

2024/07/20 15:00



知るぽるとの「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、低額の支払いで現金が多用されていますが、それでも高額支払いの場合を中心に、クレカや電子マネーの利用も進んでいます。

他方、キャッシュレス普及には、地域特性も大きな要因です。米国は利便性の高さ以外に、現金ではATMの利用が面倒(距離的)、不正利用防止、紛失や盗難リスク減少、スマホの普及など。中国では米国同様の理由の他、偽札対策も大きな要因。在中国日本国大使館でも「中国での偽札に関するQ&A」にて「現金を使用する場合には、中国では依然として偽札が広く混在しているため、偽札検知器で偽札でないかどうかを必ず確認されます」などの注意喚起文言が。

ちなみに中国で決済アプリを使うには「原則として、中国国内に決済用の銀行口座を作る等の必要があることから、海外からの観光客がこれらの決済アプリを利用することは難しいのが現状」との説明もあります。

「まぁ、現代ビジネスの記事だし」で終了案件ではありますが。紙幣や貨幣が多く使われるのは、それだけそれらが信頼されている、フェイクが少ないという裏返しでもあることを合わせて。キャッシュレスは利便性が高いのは事実ですが、それを遅れすぎとか煽って日本下げのネタにするのは、さすが以下文字数。

米国にしても中国にしても、キャッシュレスが進んでいるのには、単に便利だからとしてだけでなく、それぞれの地域の特殊性があるってことを忘れてはいけないかと。

中国での偽札に関するQ&A
https://www.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_nisesatsu.html

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