固定電話はもう不要? 固定電話を解約するとどのような問題が起きるのかへの解説コメント

2024/07/30 16:56



総務省の家計調査によると2023年時点で総世帯の固定電話通信料は13917円、携帯電話通信料は93247円となっています。前者は漸減、後者は漸増(ただしこの数年は漸減)をしており、固定電話を使わない、さらに設置もしていない世帯が増えているのがうかがえます。

なお総務省の通信利用動向調査によると、2023年時点で固定電話の世帯普及率は57.9%、20代・30代世帯では1割を切っています。逆にスマホは60代までで9割超え、65歳以上でも78.9%を占めており、スマホが固定電話にとってかわられている実情がうかがえます。

ちなみにNTT東日本の「電話関連コラム」に説明がありますが、2024年1月以降、固定電話用の設備(公衆交換電話網、PSTN)はIP網に移行されました。これをもって一部で「固定電話は廃止」との誤解がありますが、電話機の交換や利用者側の工事は不要。電話番号もそのまま利用できます。

使っていない人はほとんど使用回数はゼロでしょうし、かかってくるのはいたずらや営業電話ばかりなり。そういう人なら固定電話の契約を解除してもさほど問題はないはず。一方で、固定電話でないと使えないサービスや、携帯電話からかけるとむっちゃ料金が高いケースも少なからずあり、そのようなサービスの恩恵を受けている人は、わざわざ解約する必要はないのかな、というのが正直なところ。

固定電話が廃止?IP網移行の概要と注意点について解説
https://business.ntt-east.co.jp/content/denwa/tel_column/land-line_abolition/

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