農村の熱中症「田畑」多く 草刈りや農作業中の発症目立つ 背景に「見栄え」気にする心理/兵庫・丹波篠山市への解説コメント

2024/08/08 18:08



消防庁が発表している熱中症による救急搬送状況によれば、今年の搬送者のうち1.8%が仕事場2(田畑、森林など、農林地区水産作業を行っている場合)で熱中症を発症しています。

これだけですと少ないように見えますが、厚労省の人口動態統計で熱中症による死亡者の動向を確認すると、直近3年平均でもっとも多い場所は家庭内の692人、その次に多いのが農場の58人となっています。また、その58人のうち、80歳以上が40人・65~79歳が16人と、高齢者がほとんどを占めているのが実情です。さらに本文でも指摘のある「詳細不明の場所」も高齢者がほとんどとなっています(414人のうち80歳以上が250人・65~79歳が117人)。

夏場における高齢者の農場へ無理に足を運んでの熱中症発症は、台風時における田んぼや水門の確認に行く仕草と似ています(理由も含め)。くれぐれも無理はしないよう、周囲の人が注意をしてください。

ホント、雑草が気になるからムチャ暑い中でも平気で農場にいくってのは、台風の時に田んぼや水門の様子を見に行くのと同じパターン的な危うさなのですよね。周囲の人はくれぐれも配慮を。

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