政府借金、過去最大1311兆円 6月末時点、物価高対策で拡大への解説コメント

2024/08/09 17:29



今件は財務省から本日発表の「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(令和6年6月末現在)」で詳細を確認できます。内訳は次の通り(カッコ内は前期末に対する増減)。

国債…1160兆1357億円(+3兆0348億円)
借入金…46兆4073億円(-2兆1540億円)
短期証券…104兆4991億円(+12兆9998億円)

国債の中身を見ると、財政投融資特別会計国債が大きく減り、普通国債、中でも長期国債(10年以上)と中期国債(2~5年)が増えているのが確認できます。

今記事では「国債及び借入金現在高」を政府借金と表記したことは評価できますが、国債に関しては相変わらず「国の借金」との表現を用いています。元資料にはこの表現は一切なく、「借金」の対象が日本国全体、国家組織や所属企業、民間人の全てに至るまでとの誤読につながります。注意が必要です。

タイトルを見て、ようやく国の借金云々と書かなくなったのねと感心していたら、こっそり本文で国債のみに関して国の借金と表現していたので、がっつりと指摘しましたとさ。

スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー